w田 記
今年も恒例の雪上訓練を谷川岳スキー場で実施した。
昨年の雪訓は谷川も雪不足で、雪のない岩稜の上をアイゼンで歩いたが今年は雪も豊富で思い切り雪と戯れることが出来た。谷川岳天神平スキー場は雪訓の山の団体で一杯であった。例年来ているがこれほどの人が入っていたのは初めてであった。
この1週間ほどの降雪で谷川岳スキー場も1m30cmほど積もっていた。いつもやる斜面はスキー場がロープを張っていてなかなか良い場所がなかった。少し独占し過ぎである。毎日と言うわけではないのでもう少し配慮がほしかった。実際スキー客より山屋の方が人数が多い。
スキー場の上の尾根まで登る。最後の数メートルは深雪ラッセルをしながら登る。反対側の斜面でワカン歩行訓練。急斜面の良い場所を見つけたのでそこを慣らして滑落停止訓練。最初はぎこちなかった人たちも何回か経験するうちに上手くなった。その間に新人に雪崩ミニ講習。弱層テスト等を実施。最後は下の方で雪崩ビーコン訓練。ロープワークは時間切れでできなかったが、充実した訓練になった。
ワカンを穿いて歩行訓練
滑落停止訓練
下山前に参加者全員で。