山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

12/26 木曽駒ヶ岳

I江 記

南八ヶ岳に向けて足慣らしと状態を確認する為木曽駒ヶ岳に行って来ました。テント泊を予定していましたが午後から翌日にかかて悪天候予報の為、午前のみの日帰り山行に変更。


千畳敷カールの登りを経て、伊那前岳へ足を延ばすがアイスバーンに強風だった為途中で引き返しました。木曽駒ヶ岳方面への道は風も強く中岳まで行って引き返しました。


千畳敷カールの上部はアイスバーンになっており緊張します。


戻る途中、宝剣岳をソロで登る人がいて、しばらく見ていたが無事登頂するのを見届けて下山。


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強風、青空、天狗岳♪-12月29日~31日-

L /T島、K林、H野

12月29日に茅野駅からバスで渋ノ湯ヘ。
バスを降りて対岸の斜面を登り、パノラマコースとの分岐手前で休憩をとる。雪山テント山行の荷物は重い。
14時すぎに黒百合ヒュッテ到着。テント設営の手続きを済ませて、寒風の中でテントを張る。
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料理用の水つくりの雪を集めて、テントの中へ。
中山展望台まで足慣らしを兼ねた雪上訓練は、テント設営に手間取ったことから中止した。
暖を取り、夕食づくりへ突入し、そのまま宴会、早めに就寝。
12月30日、深夜から明け方に3センチの降雪。朝食後、東天狗に向かう。
樹林帯を抜けると、東天狗、西天狗が青空に大きく映えている。
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東天狗への急坂をゆっくり登り、右手にまわりこみながら岩稜をやりすごして頂上へ。
途中でT島、K林ともにアイゼンがたびたびはずれる。
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ベルトの締め込み弱かったり、前コバと止め金具のズレがあったことによる。
岩稜に行く前にはアイゼンの点検は欠かせないと反省。風が強いため西天狗へはカットして、中山峠に戻る。ここからニュウへ向かう。
霧氷できらめく樹林帯をすすみ、1時間ほどでニュウの岩峰にたどりつく。眼下に白駒池が白
く輝いている。
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H野さんが14時ごろに小屋に到着予定なので、その時刻に合わせて小屋にもどる。
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今夜はH野さんと一緒に小屋に泊まることへ。
T島、K林はテントで夕食をして、つまみを持って小屋のストーブを囲んで宴会に。


小屋ではケーナの演奏がおこなわれた。
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それに聞き入ったあと、
ビール缶を持って暖かい布団に潜り込む。
12月31日、テントでゆっくり朝食をとり、11時35分の渋の湯発のバスに
間に合うように下山した。この日は登ってくる登山者が多かった。

●K林です。今回冬山初テント泊しました。
氷から水を作る、冬山でのテント幕営の仕方など体験。また寒いのでたくさん着込み、夜ガスをたいてテントの中を温かくするなど。。しかし、朝方は寒かった(T_T)
小屋にも泊まりましたが、またテントにはない雰囲気で両方楽しめました。

2016.12.30-31 八ヶ岳 アイスクライミング

メンバー:W田、I江、バンブー (写真提供w田)

 
W田さんにお願いをしてアイスクライミングのレクチャーをしてもらいに八ヶ岳へ行ってきました!
 
12月30日
W田車で9時前に八ヶ岳山荘の満車状態の駐車場に到着。美濃戸山荘、北沢経由で赤岳鉱泉まで歩く。テン泊を計画したが荷物が入りきらず小屋泊に変えたのでザックが軽く2時間半ほどで到着した。

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大同心が見えてきた小屋はもうすぐ。

受付を済ませて昼飯を食べていると展望荘から降りてきたI江さんと合流。アイスキャンディーの利用登録を済ませて早速取り付く。

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易しスラブはスイスイだ。

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豪快に登るT内君

W田さんのアドバイスのもとにスラブと垂壁を計6本登った。余計な力が入っているためかバイルを振る作業はかなり腕にくる。何と無くバイルとアイゼンのかかり具合が分かったところで腕のパンプもあり1日目は終了。

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久しぶりなので腰が引けているw田。 

アイスクライミングの見学をした後、中山展望台へ写真を撮りに行ったI江さんと合流し夕飯を食べ就寝。山小屋は暖かくて便利。
 
12月31日
6時に山小屋で朝食をとり、行者小屋を経て南沢大滝へ。

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出発時赤岳鉱泉前にて。

先行2パーティに混ざってトップロープを張らせてもらう(W田さんが張ってくれた)。

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南沢を登るT内君。安定している。

気温が高く氷の状態は余り良くないらしいが、アイスキャンディーよりは登りやすかった印象。滝の落ち口の上でアイススクリューを埋め込んでみたが片手で埋めるのはかなり大変。他にも、バイルにリューシュを付けて登ったがアイススクリューを打ち込む際の操作を考えると邪魔だったり、懸垂で降りる際のバイルの引っ掛け方に戸惑ったり、支点回収時にオーバー手袋だと小さめのカラビナだと操作しづらかったり、と細かいことが諸々分かった。もう少し工夫と回数をこなさないとリードはできなさそう。
11時に南沢大滝を出発し、お昼には八ヶ岳山荘へ下山。茅野で年越し蕎麦を食べ、渋滞に巻き込まれずに中央道を抜けて帰宅した。
 
最後になりましたが、仕事の都合上年末ギリギリにしか休めなかった中、快く日程調整していただいたW田さん。ありがとうございました。
 
年末のアイスクライム                      W田記
アイスは久しぶりだ。意図的に封印していたわけではないが、燃え尽きたって感じでこの数年間バイルも手にしていなかった。若い人たちからゲレンデの誘いがあり、久しぶりにレクチャーしたが、バイルも今の物とは違い、アイスキャンディで登っている人を見ると登り方や技術も変わったことを思い知らされた。まあそれでも同行したT内くんやI江君達が「アイスクライムは面白い」と言ってくれたので一緒してよかったと感じた。赤岳鉱泉のアイスキャンディーは数日前の雨や暖気の影響で融けた様で氷はスカスカ状態でかなり登りにくい感じだった。T内君は岩登りも上手いので呑み込みが早い。あと数回の練習でリードクライムも可能なぐらい上達が早い。久しぶりに会ったI江君は福岡からリハビリ山行に来ていた。赤岳や硫黄を普通に登ることは全然問題ないようだ。帰りが一緒だったので南沢でハーネルとバイルを貸して体験してもらったが、登り方は良い感じであった。本人も楽しいと話してくれた。

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初体験で南沢を登るI江君。

アイスの時期は非常に短いので冬に入る早い段階から計画を立てて実施しないとなかなか良い条件には恵まれない。少し火が付いたのでもう一度くらいは若い人と同行したいと思っている。久しぶりにI江君とも会えて、年末に楽しい山行が出来て良かった。