山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

(鹿島槍もとい)爺ヶ岳東尾根(敗退ッ!・・・で呆けた?)

3月19・20日  T島L・I田♂♀                    I田♂記

 

2泊3日の予定でスタートした計画がすったもんだの末、早朝発の1泊2日爺ッ岳東尾根ピストンに。

メンバーはこのところお馴染みになってしまった練馬三人衆。午前4時に光が丘駅で集合。地元の森林組合に掛け合って車を停めさせてもらい午前9時に歩き出す。

 

出だしの急登でかなりこたえ、最初の30分で早くも「スポンジボブ」状態。快調に歩を進める二人に遅れながらも、なんとか最初の幕営適地の1,750m付近までたどり着く。

 

翌日のアタックのため、もう少し高度を稼ぐべく(2,000m付近まで)歩きだすが、1,850m付近で三人衆、足が止まる。午後1時30分トレースの脇の斜面を整地してテントの設営を開始。明日は午前4時起床、6時行動開始を決め、早々にテント内で宴会。

 

夕食は焼肉!&続々とおつまみ。3人パーティなのに何故かビリー缶×2にコッヘル大×1が登場。担ぎあげた水分はアルコール(ビール)を含めて3人で12リットル以上に(計画書の倍だッ)。そりゃあんた、途中で足もとまりまっせ・・・・。とはいえ美味しい夕食に舌鼓を打ちアルコールが入ればみんな上機嫌!

 

幕営地の整地を始めたころから降り始めた雪は日没後には暴風雪となり一向に収まる気配がなく、切り崩した斜面とテントの間にみるみる雪が吹き溜まっていく。

何度か雪かきを試みたが効果がない。これ以上状況が悪化するとテント自体がヤバそうな雰囲気なので全員起床して夜明けを待つことに。

 

午前6時、朝焼けとともにあんなに吹き荒れていた風がピタリとやんだ。本日は快晴。

降り積もった雪はその後の風ですべて吹き飛ばされ、トレースはバッチリ露わになっている。が、いかんせん行動開始の予定時間は大幅に過ぎており、幕営地も予定の場所に届いていない。断腸の思いで登頂を断念し下山。

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トレースはバッチリ、手前に見えるピークあたりに幕営できてれば・・・・

 

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大先輩のお二方にも笑顔がない・・・・俺を睨むな!(笑)

 

 

 

 

 

唐松岳

L I江、I井

 

3/17(金) ひとり先行して八方池山荘(1,800m)に前泊。

翌18日(土)、AM4時起床。山荘付近で早朝の撮影を楽しみました。

湿気が少なくほぼ無風、空気がクリアで撮影に好条件。

登山日和だったが、予定していた明日以降の登頂のために丸山付近で引き返し、メインは残しておきました。

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<黎明の白馬鑓ヶ岳>

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<白馬三山>

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<雪原より五竜岳望む>

 

19日(日)山麓からゴンドラ駅(始発7:30)の八方駅へ。

7時の時点ですでに100名以上の行列。半数以上が登山者。

ゴンドラ、リフトを乗継ぎ山頂駅へ。9時登山開始。

歩き始めから耐風姿勢を強いられるほどの強風。

ツアー団体など出だしから引き返すパーティが多い。

丸山より先は、さらなる強風とホワイトアウト。丸山2,300mで撤退する。

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<トイレ辺りの雪原、風が強い>

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<今日は丸山まで>

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<帰りはホワイトアウト、何も見えない>


20日(月) 前夜の嵐のような暴風から一転、穏やかな快晴。

やや霞みがあるが、今日は登頂できそうな予感。

8時登山開始、3時間半で唐松岳頂上に着いた。

帰りは写真を取りながらダラダラと下山した。

通常の脚であれば、上り3時間半、下り2時間、合計5.5時間といったところでしょうか(天候が良ければ)。

リフト最終時間は16時でした。AM9時開始だと7時間あるので山麓からでも日帰りで登頂を狙えるだけの行動時間は十分あります。

 

コース全体を通し危険箇所はなく落石の心配もない(ヘルメット不要)。

雪も締まっておりワカン不要。


ルート上に岳樺の潅木帯が2箇所あり、そこでテント泊可能。5張ほどあった。次回テント泊を狙いたい。

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<穏やかな朝日に染まる五竜 鹿島槍>

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<そのまま滑っていきそうなI井さん>

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<やっと登頂できて嬉しい>

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<白馬を背景に>

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<雪稜の美しい襞、白馬鑓ヶ岳>


 

 

 

 

3月例会山行 ダイジェスト版

3/11・12 A班:W田・I井・バンブー・W田幸・O村・たけぞう

3/12   B班:T島・I田夫妻

スノーマウントの作成についてはたけぞうのブログを参照。

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 「A班メンバー」

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「スノーマウントの雪山作成中」

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「1時間強でとりあえず完成」

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「居住性を高めて2名が宿泊」

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「翌日、B班と合流」

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「コマノカミ南西尾根にて」

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「1200m付近。他会のテン場にて。トレースがあり助かった。」

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「コマノカミJPと右に本峰」

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「メンバー全員の到達地点」

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(コマノカミノ頭頂上付近:雪庇が出てて上には登れませんでした。)

 

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(シシゴヤノ頭方面を見る。向こうからなら全員登頂出来たかも?)

春山joyで楽し早春登山でした。         w田記