山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

7/2 檜洞丸

O田記

つつじ新道→檜洞丸→犬越路→用木沢出合

各種ノマドのイベントはずっと欠席ばかりで
反省することしきりだが
週末時間ができたので西丹沢の檜洞丸を歩いてきた。

6時自宅発、7時半西丹沢ビジターセンター出発。
早っ!!
西丹ってこんなに家から近かったっけ??

今日は西丹沢ビジターセンター下の空き地に駐車できて
ラッキー♪と思っていたら、
シロヤシオツツジも終わった梅雨の合間の檜洞丸は
登山者もまばら。

終日富士山をみながらの静かな山行だった。

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8キロくらい背負って3時間ほどで山頂へ。
山頂も人は少ない。
その後もあおってくる後続もこないので、
マイペースでゆるゆる歩きながら、
犬越路経由で下山した。

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脚力の衰え(苦笑)と膝の調子の悪さは否めないが、
山やスキーを出来る範囲で復活させたいなーとか、
そのためにはどうすればいいかなーなどと
思いを馳せながらの山行だったかな。。。

山はもう夏だ☆

恵那山 

6月24日(土) 恵那山  N川

 

岐阜にあるN川の実家から、

冬になると白い恵那山がよく見える。

いつかあの頂きに立ってみたいなと思っていた。

ちょうど日曜に実家で用があったのと、

梅雨の晴れ間になる予報に、前日の土曜に登ることにした。

 

 

深夜12時、逗子出発。中央自動車道・飯田山本ICより

恵那山広河原駐車場着、午前3時50分。

駐車している車は3台のみ。

少し車で仮眠。

 

4つある登山ルートのうち広河原ルートは、

長野県阿智村からの最も新しい最短ルート。

 

広河原駐車場から恵那山登山口までは、車道を30分。

木谷川を渡った後はひたすら頂上を目指す。

山頂までの登山道約3キロを、300m毎に標識がたっている。

登山道の大部分は眺望がない。

また笹が生い茂り、足元の登山道はみえず

少し荒れた感じがした。

笹と木の根と眺望のない色気のない登山道に

ひときわ可憐に高山植物が咲いていた。

 

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300m毎の標識

 

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笹だらけ

 

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8合目あたりで視界は開ける。

山頂は恵那山神社があり、木枠で作られた展望台があるが、

山頂そのものは高い針葉樹があるため展望はよくない。

この日の山頂はアブの大群でゆっくり休んでいられなかった。

それでも、ずっと来たかった山頂。

誰もおらずiPhoneで自撮りするものの、

私の腕が短くてうまく写せない。

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かなりつまらない山頂

 

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どうしても逆さに投稿されてしまいます。。なぜ???

 

梅雨の晴れ間と週末土曜と百名山が重なった恵那山。

下山は沢山の登山者とすれ違う。

午前10時過ぎには登山口着。

3台しかなかった駐車場に、車は40台ほど。

10キロ離れた昼神温泉で汗を流し実家へ向かった。

 

 

恵那山 (標高2191M)

長野県と岐阜県にまたがり、中央アルプス最南端に位置する。

深田久弥日本百名山と、

田中澄江がエッセイで発表した新・花の百名山に選定されている。

外国人の初登頂は、かの有名なウォルター・ウエストン。

島崎藤村が幼少時に眺めた山として

「夜明け前」で描かれている。

一度登った人に一緒に登らない?と声をかけても

だいたいは断られるそうな・・・。 

3大がっかり百名山の汚名もあるが、

私には思い入れのあるいい山だった。

でも、また来るかと聞かれれば返答に困るかな・・・(笑)。

 

 

2017年セルフレスキュー訓練

定例になっているレスキュー訓練(今年からセルフレスキュー訓練と名前を変更)を湘南鷹取山で実施しました。天気は今日だけ崩れ傾向8時30分に鷹取山公園東屋に集合。今年の訓練参加者は13名(集会参加者15名)と例年より少なめでした。

例年はロープの結び方を一通り復習してから、システムの復習を斜度のない所でやって、3つから4つの課題をこなしていたわけですが、いつも時間切れと消化不良で、翌年には忘れてしまっている方が多く見受けられましたので、今年は課題を2つに絞り基礎のロープワークは自宅で予習してきてもらう方式で実施しました。

 

課題1はムンターヒッチでの懸垂下降と仮固定のセットと解除。

懸垂前の確認。「こうだったよね?」「違うよこうだよ」

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「その辺で止まって仮固定して下さい!」

いつもは下降器を使っているのでムンターヒッチの懸垂仮固定は1回目は頭でわかっていてもテンションがかかると、「あれあれ?」と言う感じになります。2回目からは皆さんスムーズに出来るようになりました。

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お互いに知恵を出してアドバイスします。

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H山さん最初からいい感じですね。

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課題2は自己脱出。

今回の二つの課題はお互いに関連しているので下から自己脱出方法に加えて懸垂から自己脱出に移行する訓練ももう少しやってみたかった課題です。

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T内さんより三分の一引き上げ方の実際での使い方のレクチャーもあり、それもテンションをかけて少し練習しました。

昼過ぎからポツポツ降り出した雨が急に強くなってきて本降りになったため、少し消化不良でいつもより早めに上がりました。

その後は場所を追浜のお蕎麦屋さんに移し、集会と反省会を実施しました。参加された皆さんお疲れ様でした。

 

T内さんが紹介してくれた斜面を滑落して怪我をした人の引き上げ方三分の一。

①木等を利用してアンカーを作りカラビナを通して一方を自分のハーネスにエイトノットで結び、もう一方のロープで懸垂して負傷者の所へ行く。

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②負傷者のもとに着いたら、安全に立てる場所(又はセルフビレイを取って)で自分の付けていたロープを外し負傷者のハーネス又は簡易ハーネスに付ける。懸垂のロープは外してフリーになる。

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③負傷者に付けたロープの少し上を結んでカラビナを付ける。そこに懸垂して来たロープを通す。そのロープ(写真の一番右)の端を自分に結び付けて、左2本をゴボウでつかんで自分は元の場所に戻る。

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④上に着いたらもう一つアンカーを作り、カラビナを付けて自分に結んできたロープを外して通す。通したロープ引けば三分の一引き上げ方で上げられる。休憩の為に引くロープにはオートブロックをセットしておく。

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ただし崖などの急斜面では一人で引き上げることは無理です。落ちても10m位で止まる40度から50度位の斜面を滑落した人を引き上げるにはかなり簡単で有効です。

参加者の方で全体的に補足等ありましたら追記願います。

                                  記 和田