山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

2018.01.27-28 白毛門

メンバー : O村 / バンブー

 結果から言うと、高度800mにも届かなかった。目的地が遠い...。思う事はいくつかあるが、大きくまとめると、雪山のことは雪山に行かないとわからない、と言ったところか。1月はこれで終わってしまったが、雪のシーズンはまだ続く。2月以降も積極的に雪山に出かけて経験を積んで行くつもりだ。

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t田さんからいただいた情報に出発直前までのデータを貼り付ける。行く前の数字と、行って見た現状のすり合わせが経験になる。

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降雪の影響で上越線の水上より湯沢方面は1部電車に遅れ、または運休が出ているとの情報があったが、予定通り土合に到着した。この状況を見て、それぞれはどう思うんだろうか。

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白毛門登山口駐車場。膝上くらいまでの積雪だったろうか。1部区間しか使えない割に存在感が大きくて邪魔くさいが、自身の消耗を抑えるならやはりスノーシューを持って行く必要がある。

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尾根の東側斜面に取り付く。雪は次第に深さを増す。1歩が15cm程度になることもあった。胸ぐらいまで埋まることを期待していたが、それはなかった。

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ここから先の一定区間は尾根が狭いと予想。ここまで来るのに掛かった時間と、テントを張れる場所までの予想移動時間を比較して、これより上がることはやめた。風除けのため、尾根の東側で少し下がった木の根元あたりにテントを張る。

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雪について思うことを話し合いながらも、基本的にやることがない。雪を効率良く水に変える方法の話は、道具をザックにどうパッキングするかの話にまでつながっていく。

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翌朝は青空だった。何名かの登山者が白毛門に向けて登って行った。我々は登らず、降雪の断面を見てみることにした。1月頭と南岸低気圧の降雪が綺麗に層となって現れているように見えた。弱層テストとやらも試してみたが、驚くような結果にはならず、いまいちピンとこない。まぁそういう雪だった、ということだろう。

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どうでも良い話のようで、どうでも良くない話。せっかくの旅なので、色々と楽しみたいじゃない。荒沢山に行った時に食べた上州舞茸弁当(1100円)がうまかったので、今回は行きに買って、帰りも買った。特にころもだらけの舞茸の天ぷらがお気に入り。醤油に舞茸をつけて食べてる感じがナイス。高崎駅で買える。次回も食べる。

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みんな、腕時計ってどうしてるの?手袋下に隠れちゃって全く見えないし、せっかくの気温計なんて体温計にもなってないじゃない。スントのサイトをみるとグローブの外にしてるようだけど、そんなに手首細いの?ロングサイズのバンドは無さそうだったので、ロープをまとめるベルトはいかがかと思ったが、そうなると俺の手首をもう少し太くする必要がありそう。


とまぁ、そんな感じでした。

次回は雪洞+ツエルトを試してみたいです。それと、シャベルにワックスを塗ってみることも忘れずに。

 

O村

1月例会山行 高柄山 

1月例会山行 1月21日(日)

尾根班 L W田 U松 K尾 O田 N川(記)ゲスト H内

 

中央線・四方津(しおつ)駅から 

新大地峠~高柄山(733m)~新矢ノ根峠~

御前山(484m)山頂で岩班と合流 ~ 上野原駅

4つ先の高尾駅まで移動 反省会 H野さん葬儀から合流

 

全コースタイムは約5時間半。

左手から中央沿線の喧騒が時々聞こえ、

2回アスファルトの道路を横切る。

登っては下る・・・

登っては下る・・・

 

二つ山のピークは733mと484mと低いが

いったい累積高度はどのくらいだったか。

高柄山山頂からすぐそこに見える御前山も

再び下っては登り・・・

下っては登る・・・

 

今回、登山道入り口にも途中にも

熊注意の看板多数。

熊のう○こ、5.6回は目にした。

先頭を行くW田さん、時々笛を鳴らす、

腰には熊スプレー。

 

私を含め、メンバーの半分はリハビリ山行か(?)。

低山ながら、いいトレーニングになったと思う。

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w田記

低山の割にアップダウンの多いトレーニングに最適の山でした。日中は暖かく汗を沢山かきました。前記のとおり関東近辺の熊は冬眠しないようです。菰釣山同様今回も熊には気を使いました。御前山頂上で岩班と合流。彼らはカウンターラッペルの研究中でした。下山後は高尾駅の居酒屋に移動してHさんと合流。ゲストも参加して楽しい山旅でした。

 

O田記

熊の糞をこんなに何度も見た山行は初めてでした。私も静かでトレーニングに適していると思いましたが、単独行は危険な山かなー。山行当日は無風快晴、1日後の月曜はなんと大雪!参加メンバと幹事T島代表の、日頃の行いのおかげですね。

 

1月例会山行・鶴島御前山東南稜

メンバー:I田(登山靴)&たけぞう(クライミングシューズ)

                 T内&O村(冬靴にアイゼン)

暖かくてのんびりとした2時間ほどの登攀であった。

終了点から10分ほど歩くと、祠のある登山道に出て、その先が御前山山頂。

山頂にて、youtubeの動画にあったシングルロープでのセカンドレスキューの方法を検証した。

 ルート:

1ピッチ目・・・凹角からかぶり気味のフェイスで、唯一のハーケンがあった。

2ピッチ目・・・階段状。

3ピッチ目・・・尾根状になるが、上部はスラブでここが核心部であった。ランナーは灌木からとる。

【動画内容】

1.シングルロープで登攀中にセカンドが負傷し、ルベルソがロックした。

2.ロープにクレムハイストをセット。

3.クレムハイストスリングをマリナーノットで別のアンカーに固定。

4.ルベルソのロック解除し、テンションロープをかけかえる。

5.ロープに下降器(ルベルソ)をセット、フリクションヒッチでバックアップをとる。

6.ヌンチャクでビレーループとロープを連結.

7.マリナーノットを解除

8.セカンドの位置まで下降し、ロープにかけたヌンチャクをセカンドにかけかえる。

9.カウンターラッペルによる下降。

 

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「1ピッチ目のフェイス」

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「1ピッチ目を登るバンブー」

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「2ピッチ目を登る大さん」

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「3ピッチ目のスラブ」

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「ロープワークを指導する」

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「山頂にて」

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「レイジング5:1のシステム」