山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

九鬼山で低山の楽しさを再認識!

2019年1月5日 Y川(L/記)、T島、友人1名
 
やっぱり新年なので大きい富士山をみたい!と思い、秀麗富嶽十二景、九鬼山(クキサン)に行ってきました。
禾生(カセイ)駅から大月駅まで歩く、電車だけで行けるお手軽な山だと思っていましたが、低山の面白さを再認識する山行になりました。
禾生駅から愛宕神社経由で天狗岩を経由して富士見平、九鬼山山頂へ。
行く途中、電車からの富士山には雲がかかっていて山頂でもやはり姿はイマイチ。
九鬼山山頂でゆっくりお昼を食べてから、札金(フダカネ)峠、立山(マタテヤマ)、沢井沢ノ頭、菊花山(キクカサン)に向かいました。
 

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九鬼山山頂
 
九鬼山への道のりはよくある低山の登山道。少し薄暗い日陰の登山道からだんだん明るい雑木林に、富士見平まではかなり急坂、暖かい日だったこともあり汗だくになりました。
九鬼山からは歩き辛い下り坂や片側が落ちそうな緊張する登山道、その後はのんびり歩ける気持ちの良い登山道を…と思いきや、このコースにある山はどれも越えるのに必ず急な登り、緊張の下り、のんびりエリアがセットになっていて、特に最後の菊花山は見た目からは気づかなかったのですが近づいてみると岩が積み重なったような山頂で、そこからの下山はロープと鎖を使うかなりの急坂。最後まで気の抜けないコースでしたが、どのエリアも葉を落とした木々の間から大月周辺の山々や町並みが綺麗に見えて、ほどよいスリルと冬の木漏れ日の中で飽きない楽しい山歩きが出来ました。

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菊花山から足元に岩殿山が見える
 

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沢山歩いたご褒美。最後にやっと富士山が出てきました!
帰りは高尾まで戻りT島さんおすすめの居酒屋へ。そこでY川の友人M夫妻とばったり。お二人はT島さんと共通の知り合いもいたことから、5人で山のアレコレなども話しながら楽しい打ち上げになりました
山の帰りにこんなの嬉しいですね!
 
追記 T島
 ガイドブック「日帰り山さんぽ」に九鬼山と御前山を結ぶコースについて「冬季は凍結するので避けたほうがよい」とある。急なくだりがあり慎重に対処が求められるものの、それはそれで楽しいコースをも意味するだろう。
 沢井沢頭から菊花山へは25000図とは異なっており、尾根通しで一直線で歩けるコースだった。
 ゆっくり、のんびり、ちょっとスリルに、温かい日差しの中を楽しく歩いてきました。
 
 

山始め・沼津アルプス

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

1月3日 たけぞう・F森

3日、新日本百名山の97山目の鷲頭山に登るべく、沼津アルプスに行ってきた。

JR沼津駅でF森さんと合流し、8時40分、駅から歩く。

狩野川に架かる黒瀬橋で振り返ると、愛鷹連山の奥に富士山が見える。

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「黒瀬橋から見る富士山」

香陵台に登るとこれから行く沼津アルプスの山並みと駿河湾が見え、五重塔脇から見える富士には早くも雲がかかり始めた。

貫山からは登った分の高度を八重坂峠まで下り、横山へ登り返す。

次に登り返した徳倉山は三角点のある見晴台だが、富士は完全に雲に覆われた。

ただ、南アルプスの白嶺が見えたのが救い。

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「徳倉山にて」

徳倉山の下りの途中の千金岩から見る鷲頭山はいい。

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「千金岩付近から見る鷲頭山」

中将岩を過ぎると小鷲頭山の急登となり、鷲頭山に13時40分到着。

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「鷲頭山山頂」

ここまでは陽だまりハイクであったが、多比口峠へは岩尾根の下りとなり、峠から最後のピークの大平山をピストンして、15時40分、多比に下山した。

15時50分始発のバスで沼津駅に戻る。

 

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「多比口峠付近から見る富士山」

 

年末の天狗岳

2018年12月30日-31日

T島(L)、Y井、Y川(記)

 

2018年最後の日、ずっと行きたかった天狗岳

まさか自分が冬に天狗岳に登ることになるとは思ってもみませんでしたが

ぐるりと見渡せる雪の絶景を堪能してまいりました。

 

渋の湯の橋を渡ってすぐにアイゼンが必要になり装着。

そこから石、土、氷の混ざった日陰の登山道、だんだん雪が増えてきて、いよいよ雪だらけの登山道になってから1時間半、黒百合ヒュッテに着きました。

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黒百合ヒュッテにて

到着後、ザックを小屋において、中山見晴らし台まで行き雪上訓練・・・っといっても寒いので超初級編を少しご指導いただき早々に退散してきました。軟弱者ですみません><;

その後は小屋でたっぷりある時間をまったり過ごしました。ロープの結び方、昔の山話等々、しきりに「時間が余っちゃうよ~」なんて言いながら話が途切れない楽しい時間でした。

夕食後は年末年始恒例のケーナの演奏会。今年いつもと違うのはT島さんY井さんも演奏に参加したこと。なんだか笑っちゃいます^^

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これでも合奏中^^;


翌日は7:00に天狗岳に向けて出発。ビュービュー風の吹く中無事に東天狗到着。とても寒かったですがずっと見渡せる景色に感激しました!が、寒いので西天狗はパス。

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寒いよう~><

その後一旦黒百合ヒュッテに戻ってコーヒーやお汁粉で温まったあと中山展望台まで歩いてから、渋の湯まで下山、温泉に入りつつバスを待ちました。

今回の山行の心残りは、帰りにラーメン屋さんで予定していたお疲れ様会が出来なったこと。

年末のせいか茅野駅前のお店はほとんど閉まっていてあずさの中で乾杯することになってしまいました。

次回は違う山の帰りに、今日のメンバーとおいしいラーメンを食べたいと思います!

来年もどうぞよろしくお願いします!!!

 

(T島追記)

当初2泊山行の予定だったが諸事情により1泊に。冬型気圧配置が緩みかけた時だが、それでも稜線上は風が強い。天狗岳頂上や中山展望台から眺めた北八ヶ岳の雪をかぶった森の広がりは感動ものだ。シーンとした森のも中を歩くのも気持ちがよい。見上げれば雪をかぶった樹々と青空が広がる。またのんびりと森の中を歩きたいと思いつつ下山した。

 

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中山展望台より蓼科山北アルプスを望む