山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

静かな雨の御前山(2019年6月8日)

メンバー:F田(L)、F森
ルート :奥多摩湖バス停~(大ブナ尾根)~御前山~蛸口山~鋸山~愛宕神社奥多摩駅

いよいよ梅雨入り間近で雨予報が続く中、昨年5月に歩いてなかなか印象が良かった御前山登山を企画した。

降雨予報もありかつ単独山行予定だったので、前日夜まで行くべきかどうしようかと迷っていたところ、F森さんから参加したいと嬉しい連絡あり。

即刻御前山行きが決定した。

 

朝のホリデー快速1号は雨予報のためかガラガラ。

奥多摩駅からのバスは増便が出た。

 

歩きはじめは曇り。

登り始めは急登だが、じきに落ち葉が腐葉土となって脚に優しい歩きやすい登山道が続く。眺望は望めないが緑に囲まれた静かな登山。
10時頃予報より早く雨が降ってきたためカッパを取り出し、11時頃休憩をしていたら雨が強くなったのでカッパの下も着用。
その後も雨は降ったり、晴れ間が出たりを繰り返すが、雨が降っても樹木が多いためさほど気にならず、予定通り御前山山頂から奥多摩駅へ下ることにした。

 

登りの間に出会った登山は下ってきたランナー一人のみ。
御前山頂上も総勢10名くらい。
下りで出会った登山者は1名のみ。
終日静かな雨の奥多摩が楽しめた。

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御前山頂上

山には雨露に光る小あじざいが咲き乱れていた。
鋸山山頂直下の登り返しと、奥多摩へのちょっと濡れた下りはなかなかよいトレーニングにもなった。

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靄の中を進む

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あじさい。実物はもっと素敵。

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      木漏れ日を受けた小あじさい

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明るくなってきた




先週の川苔山の賑わいとは一味違った静かな奥多摩を楽しんだ1日。
F森ぶんぶん、参加ありとがう!

奥多摩湖発 8:55分–御前山山頂 11時45分(+大休止)– 愛宕神社入口15:45 – 奥多摩駅16:15

 

F森記

御前山は何度も登っていましたが今回のコースは初めて。

夏山に向けての良いトレーニングになりました。

昼食タイムに二人ともなぜか持参の手作りお弁当。

新婚ゆきちゃんは旦那様の手作りお弁当。

私もお福分けをしていただきました。

鯵の香味焼き・茄子の味噌炒め・トマト・・・

とても美味しかったです!!!

次回も楽しみしてます。

 

高尾山~小仏峠 (野鳥のあとで山野草)

2019・5・26   U松記

  日本野鳥の会の月例高尾山探鳥会に行ってきました。

  五月が「歩きなし月間」になってしまいそうになり、来月は若い人たち甲武信岳登山に日程を合わせた、小屋泊のシャクナゲ登山をするつもりなので、少し歩いておかないとと思っていました。そんな時に、日本野鳥の会のホームページで、月例の高尾山探鳥会が催されていることを知り、解散後に歩く時間がとれそうなことも分かりました。

 朝高尾山口駅に集合、説明会場に向かう道沿いの川からカジカの合唱が聞こえてきました。数匹の個体を岩の上に確認することができました。この日は1号路を登り、浄心門脇の慰霊塔の広場で解散することになりました。

 出発直後、上空を旋回する大型の鳥を双眼鏡で見ることができました。羽が透けたように見えたのと大きさから、サシバだと教えてもらいました。

 この日全体では23種類の野鳥が観察されていました。私も、サシバのほかに、キセキレイヒヨドリキビタキコゲラを視認させてもらうことができました。

 前日に続く異例の真夏日に、山頂付近でレスキュー隊の出動がありました。

 昼少し前に解散、城山へ向かい小仏バス停へ下山することにしました。今年も一丁平のヤマボウシが見られるかな、そんなことを考えながら歩き始めました。

 昨年、アマドコロではと記録した野草が、昨年とほぼ同じ場所に小さな群でありました。花はまだ幼く、数ミリの大きさでさがっているものでした。今年は茎に手を触れて確認してみました。茎に稜はないようでした。アマドコロは花の時期がもう少し早いもののようですし、花の付き方もナルコユリのようです。

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 昨年6月初めには真っ白になっていた一丁平のヤマボウシの樹々でしたが、今年はまだ葉の間から薄緑色の苞片をのぞかせているばかり、準備中の時期でした。

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 キンランが、一丁平の手前と先とで、黄色い花をつけていました。手前のものは小さく群生してありました。場所は違いますが、一昨年同じ高尾山塊の山中で見たのが4月末のこと、昨年は6月初めにはもう一株の花も見ることができませんでした。少し嬉しい出会いでした。

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 そのほかに確認できたのは、ユキノシタフタリシズカ、ガクウツギ、ウリノキ、オカタツナミソウ、ハナウド、ニガナ(以上は花)、ハナイカダモミジイチゴ(以上は実)などです。夏の花までの端境期という感じだったのでしょうか。

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 毎年どんどん足弱になり、歩いていないと歩けなくなる気がしていて、それはとても困る。月に一度くらい、野鳥と山野草の順番での山歩きをするのもいいかなと考えたりしているところです。来月は、野鳥観察の後6号路を下山しながら、セッコクの花を探したりしてみようか、そんなことも思いついたりした一日でした。

 

爽やかな風・川苔山

2018/6/1(日) 

F田(L)、W田、じゅんP、Y川(記)

川乗橋 8:50
百尋ノ滝 10:20
川苔山山頂 12:20
林道合流 14:45
鳩ノ巣駅 15:40
 
集合は、奥多摩駅でしたが、予定通りの電車で来るリーダーより、たまたま1本前の電車で来た3人が、先にバスで川乗橋バス停まで行ってしまう事態となりました。それも1人が3人分のザックを持ち、1人は手ぶらで混雑する同じバスの別々に乗り、もう1人はそのバスに乗り遅れ、完全手ぶらで2人を追いかけるかたちで次のバスに乗り、リーダーは普通に自分の荷物を背負い、川乗橋で集合するという何ともハチャメチャな山行の始まりでした
 
最初の林道から、沢の音を聞きながら気持ち良く歩きます。
私は15年ぶりくらいの川苔山。臨時バスの本数から人が多いことは想像出来ましたが、百尋ノ滝まではもはや観光地という感じでした。
滝を越えてもずっと沢の音を聞きながら歩けて、水の音がしなくなってしばらくすると山頂です。
山頂もズラッと人が座ってる、という感じでしたが、上着を着ないと汗が冷えるほどの涼しさ。休むのにちょうどいい気温で快適に休憩出来ました。ガスでほとんど景色が無かったのが少し残念。

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百尋ノ滝 ちょうど周りの人が居なくなって綺麗に撮れてます

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周りからジュージュー美味しそうな匂いがしてきます^^

下山は鳩ノ巣駅に向けてひたすら下ります。
ほとんど高度が下がらない平な登山道が続く場所があり、なんとなく山の周りををクルクル回っているような気分になって少しすると林道と合流、そこから再度山道に入り鳩ノ巣駅につきました。
 
途中、じゅんPのペース配分に笑ったり、何とも言えない臭いを放つヤマアジサイが登山道脇にずっと咲いていましたが、場所によって斜面一面に咲き乱れて、暗い杉林の下りも飽きることなく楽しく下山出来ました。
(お風呂入っても何となくまだヤマアジサイの臭いがしている気がします)
 
山は蒸し暑いかな~と思いながら歩き出しましたが沢からの風は本当に爽やかで、とても気持ちの良い山歩きになりました。
そして、川苔山の人気の理由に納得。私もこれから何度も通う山になりそうです。

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ヤマツツジがちょうど満開でした

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ヤマアジサイの群生

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ヤマアジサイ 綺麗だけど臭いが・・・

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ウツギ

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コアジサイ 下山の登山道沿いにずっと並んでいた 鳩ノ巣駅近くで咲き始めていた

F田記:

参加者の皆様お疲れ様でした!

超久々山行で熱中症を警戒していましたが、山頂では予想外に涼しく、また、曇り空のおかげでなんとか歩き通すことができました。

登りの人の多さにも少々驚きましたが、山はやっぱりいいですね。

またご一緒しましょう!

ただし、先行する場合はリーダーへの連絡&リーダーの承諾をお忘れなく!