雪中ボルダリング@御岳
84っす。
2月11日(火)御岳に行きました。
今回のメンバーは、84,O原に加え、ジム友の村Pをお誘いして3名でのボルダリングとなりました。
2月8,9全国的に大雪に見舞われた日本列島。二日が経過したとはいえ、奥多摩はまだ深雪だろうと予想していたが、湧き上がってくるモチベーションを抑えられない我々は、登れる岩を探しに御岳に向かった。
本日の目当ては、自分は御岳最後の1級である猫砂、O原は宿題になっているソフト岩の5級。
早速、深雪の中、御岳小橋近くのソフト岩にコンディションを見に行く。岩の上の雪は大方溶けているが、ホールドが凍結していた。途方に暮れていると、3級のラインに先客が一名。鵜の瀬と砂箱は登れそうだと教えていただき、早速移動。
現場に着くと雪は乗っているが乾いていて状態がよく、登れそうだ。中でも目当ての猫砂は特に状態が良さそう。
早速6級でアップし、自分と村Pは猫砂のバラシに掛かる。
村Pは、ブランクはあるものの、瑞牆や未開拓のエリアにも通っていた、二段を落としている強いクライマー。安定した、危な気ない登りで一手一手ムーブを組み立てていく。速い。流石は二段クライマーだ。
核心のリップ取りが早々にとまるが、マントルで迷子になり降りる。通り掛かりの方に、奥によいホールドがあることを教えて貰い、まずは自分が完登。続いて村Pも余裕のトップアウト。意外にバランシーで面白い課題だった。
その間、O原は6級をトライするが、ソフト岩に向けて温存とのことで、宿題となった。
目当ての課題を早めに終わらせた自分と村Pは、調子をよくし、鵜の瀬岩の、鵜(初段)をさわる。御岳最難の初段だそうで、村Pは一手目、自分は離陸すら出来ず敗退した。自分にはまだ挑戦権が無いように感じる課題だった。
最後にO原の宿題であるソフト岩に向かう。朝と違い、乾いており、早速O原が取り付く。
この5級は、マントルが悪く、力の弱い女子は苦手そうな課題だ。前回までにムーブはバレているが、やはりマントルが悪く、体が上がらない。
日も暮れて暗くなった頃、ヘッデンを付けて渾身のトライ。O原は見事にトップアウトを果たした。諦めない不屈の精神に、胸が熱くなった。
深雪の帰路、夜闇が疲労さえも包みこむ、静寂な御岳だった。