東京都山岳連盟加盟の山岳会 山人ノマドです。

会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

4月例会山行・尾根班

 

静かな尾根歩きを楽しんだ後に、戸川林道で驚きの遭遇!!

 

09:00ヤビツ峠 09:50ボスコキャンプ場 11:00ヨモギ平 12:30烏尾山荘 14:20新茅山荘 15:25大倉

 

 

 

ケイコさん、S竹、テラ()、の3名で、丹沢・烏尾山荘集中の尾根班として、413日にヨモギ尾根を行くことに。テラは消費税増税前に購入した冬靴のならしを兼ねての山行となる。

 

秦野駅816分発のバスでヤビツ峠に向かう。3台のバスが出るほどの表丹沢人気コースだ。しかしわれら3人は、ヤビツ峠から富士見山荘跡の分岐をすぎて札掛方面の林道を下り、ボスコキャンプ場に向かう。ここで管理人にヨモギ尾根のとりつきを確認する。

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キャンプ場の裏手から杉林伐採地の斜面を登り、右手にまわってから尾根の踏み跡をたどることになる。われら3名以外に後から2パーティーが来るのが見えるだけ。

 

このあたりからからヨモギ平までは開けた尾根道をあるく。右手の沢筋をのぞけば、残雪がまだ見えた。鹿避けの柵がところどころあるものの倒れていて役にたたない。

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暖冬続きで丹沢の鹿の数は増加したと聞いていたが、今年の大雪で多少は減ったのか? しかしたくさんの生存の跡を示す黒い豆粒状のかたまりがあちこちに目立つ。

 

ヨモギ平は樹林もすくなく明るい広場だ。ヨモギの葉はあまりみかけない。ここから方向を変えて三の塔方面にむかう。ルンルン気分で高度をあげるうちに作業用モノレールに出会う。何のために設置したのか? 作業用の資材置き場をすぎれば、登山道に飛び出す。ここにかわいい地蔵さんが安置されていた。

 

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烏尾山荘へは大下りをして上り返す。ハイカーと途中でたくさん出会う。烏尾山荘前のテーブルで休憩し、静かなる尾根歩きをしてきたヨモギ尾根の良さをかみしめる。

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沢班と連絡をとると雪渓の処理に苦労しているとのこと。沢班は車を新茅山荘に止めていることから一足先に下山を開始する。杉林にあきあきするが、途中から芽吹きの山の楽しみにかわる。方向を右に変えて斜面を下れば新茅山荘につく。ここで三人は握手し互いの健闘をたたえあいあとは早めにビールを楽しみたいと思っていた。

 

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ところが・・・竜神の泉を過ぎたあたりに人だまりが56人、バイクが2台立ち止まっている。何かの撮影か!?と思いきや道の前方に黒い塊が動いている。30メートル先にイノシシがいる!!さあどうする!? われら3人は周りが止めるのも聞かずにカードレールの外側を通ってイノシシの前を通りすぎようとした。ところが56メートルまで近付いてきたときにイノシシは突如ガードレールに突進してきた。危機一発! イノシシはガードレールを乗り越えられず、われら3人は元の位置に撤退! イノシシの鼻息の荒さが感じられる。その後イノシシの視界から消えればよいとのことになり、ガードレール外側の沢沿い急斜面をトラバースしていくことに。思わぬところでのバリエーションルート。他のメンバーはそのままいるらしくついてはこない。200メートルぐらいで林道に戻るも、棒を持ってうしろを振り返りつつ急ぎ足で、風の吊り橋へ。途中でパトカーが「現場」にむかう。

 

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渋沢駅のいろは食堂で合流した沢班に聞けば、哀れイノシシは過ぎ去ろうとした四輪車に体当たりしていったとか。そのまま弱ったすきに後続の部隊が「現場」を通り過ぎたとのこと。しかし誰もその後のイノシシの行方は知らない。

 

翌日のヤフーニュースに「イノシシ体当たり、観光中の男性重傷、埼玉・美里」とある。他人ごとではないできごとに遭遇した、静かなる尾根歩きのできごとだった。