メンバー:バンブー、M
記:M
昨年たしか10月?に同じメンバーで企画していて、流れたままになっていた小川谷廊下を遡行してきました。
「核心部・素晴らしい景観の続く石棚のゴルジュ」
石英閃緑岩のゴルジュが発達する中に滝が連続する渓谷は丹沢一とも言われ、昨年より沢登りを始めたばかりの私が憧れていた沢でした。
今回はほぼ同時期に入会したバンブー氏と二人の遡行。言いだしっぺの為、リーダーを務める事となり、責任の重さが肩にのしかかり、ネット等で集められる情報を集めました。
前日には、たくさんの写真や遡行図を見ながら「この滝は右から登って・・・」とイメトレに3時間以上は励んでおりましたでしょうか。そのお陰様で、寝る前には「実物を見なきゃ、分からん!」とある種の解脱に辿り着き、安らかな眠りにつきました(←逝去じゃないです)。
「右から高まいたスラブ状ゴルジュの6m滝」
行程としては短いながらも、一筋縄ではいかない所もあり、要所要所ではパートナーを確保したり、懸垂下降などを用いました。ここまで教育して下さり、更に二人での計画にGOを出して下さった先輩方に本当に感謝です。
「滝の落ち口へ戻る為、高まきから懸垂下降するバンブー氏」
「裏見の滝をくぐるバンブー氏」
日頃お世話になりっぱなしの先輩・たけぞう氏の後押しもあり、なんとか同期の二人で行ってまいりました~!
当日は曇のまま、雨は降らずに持ちこたえ、水温・気温も高すぎず、低すぎず、おまけに他のパーティーには誰にも会わない、かな~り恵まれた日でした。
道中、まだ水温も高くない為、濡れたくない一心の私は無理な体勢で水際をへつって失敗、右臀部を岩に強打。悶絶する私の側へ、腰下までジャブジャブ水に浸かりながら、汗一つかかずに進んできたバンブー氏に沢屋の本髄を垣間見た気がいたしました。
そして最後にはヒルも一人一匹ずつお持ち帰りした、出来すぎの山行となりましたΣ(T▽T;)