この日は梅雨の晴れ間というより真夏日でした。
アプローチは、子持山登山口より沢沿いの整備された登山道の急登を登り、南壁基部取り付きまで40分くらいでした。途中、縦走路や細かい踏み跡が多数あり、間違いやすいです。
ルートは全7ピッチでトポのグレードは5.7。最後は獅子岩の頂点へ突き上げます。
よく登られている様子で、支点もアンカーボルトが短い間隔で打たれていました。
今回はシングルロープ60mを使用。
取付に荷物をデポし登攀開始。
1P~2P 84リード
1Pと2Pは繋げて登る。緊張が解けず苦労した。ランナーはヌンチャクのみ。
3P O原リード
大フレーク左側のフェースを登る。15mくらい。危なげのない安定した登りを見せてくれた。
4P 84リード
核心のピッチ。15mくらい。トポでは5.8。体感は5.9だが緊張が解けた為か登りやすく感じた。
5~6P O原リード
5.6Pは繋げて登る。25mくらい。5P目は右へトラバースする箇所があり、やや細かい。又、トラバースした為、ロープの流れが少し悪くなった。
左にもボルトが打たれており、そちらからも登れそうだった。
O原は少し苦戦したが、ノーテンで抜けた。
7P 84リード
7ピッチ目はおまけのような感じで、7mくらいの凹角を登る。裏手に回れば梯子あり。ボルダーチックで得意系だった。
下山は登山道を下山。南壁取付まで20分くらい。下山時も踏み跡が多数あるので、間違わないように注意が必要。同ルートを懸垂もできるが、週末はよく登られている様子なので、靴を持って登ったほうがよい。
6P終了点より
獅子岩山頂にて
感想
南面なのでこの日は暑かった。我々のほかに、3パーティほど登っていた。
グレードは想定よりも辛めで、トップロープで10aは登れないときつそう。
ロープは懸垂するならダブルがよいと思う。ヌンチャクは14本程度必要。
この日は渋滞もあり、かなり時間がかかったが、次回は2時間以内を目指したい。
記84
O原:
簡単なグレードだったので、気持ちよく登りロープワ-クの練習と思っていましたが、思ったよりも辛く感じました。
ガバもありますが、押さえて登る箇所やスメアも割りとあり
探しながら一手一手登ったため時間がかかってしまいましたが、
終始ノ-テンで行けたことでまずうれしかったです。
後続のパーティーに追われることも初めてのことでした。
グレード関係なく、ここを登れたことが嬉しく、大きく記憶に残る山行となりました。
もっとたくさんの経験を積んでいきたいです。