東京都山岳連盟加盟の山岳会 山人ノマドです。

会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

大朝日岳

L F森 西川(写真・記)

7月26日〜27日

 

鉱泉登山口04:00  古寺山06:50  小朝日岳分岐07:20    大朝日岳山頂09:30   往路ピストン 

古寺鉱泉登山口着14:00   月山IC 16:00  船橋経由逗子着 22:50

 

大朝日岳 

山形県新潟県の県境、朝日山地にあり、主峰の大朝日岳1870m)、小朝日岳1648m)、

西朝日岳1814m)がある。

山頂から眺望のある北の出羽三山、南の飯豊連峰とともに磐梯朝日国立公園に含まれる。

朝日という名前がついた山は日本に数多くあるが、「朝日連峰」というとこの山のこと。

 

大朝日岳へはポピュラーかつ、F森さんの思い入れのある古寺鉱泉登山口から登ることにした。

登り6時間、下り4時間、都合10時間登山になるため、前泊することに。 

古寺鉱泉にある山小屋「朝陽館」は昭和12年生まれの築78年。

電話は衛星回線、電気は自家発電と山形県内でも屈指の秘湯になる。

館内の廊下はトチノキが使われており80年の間に見事に黒光り、

夜になると階段には本当のランプが灯される。 

F森さんは40年前にここ朝陽館に宿泊、雨の為小朝日岳で引き返したため、

主峰大朝日岳登頂は40年ぶり念願の登山となる。

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日曜泊ということで、宿泊は7名のみ。秦野から来ている4人組み男性、

茅ヶ崎から2人組男性、そして我々。皆、関東からきていた。

宿の夕食は山菜をメインにした自然豊かなもので、非常に美味しかった。

 

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27日(月)3時起床。おびただしい数の星、満天の夜空。4時出発。

コースタイムでは午前10時には山頂着となるはず。

暗いうちからの出発は、まだ気温は涼しく、暑さで体がばてることはない。

この古寺鉱泉口からのコースには、1年中枯れることのない水場が3か所もある。

水は冷たく甘い!水場に着く度に、手持ちのものと入れ替え、

かぶっていた帽子を水に浸し頭を冷やす。

中間地点になる古寺山までは樹林の中を歩く。日焼けの心配もなく、虫もいない。

 

先週登った笠が岳では、多くの高山植物を見ることができたが、

大朝日岳で有名なヒメサユリは残念ながらすでに終わっていた。

盆栽好きな私としては、見事なヒメカラマツやブナ、ダケカンバなどの大樹に感激。

シャッターは切りまくりで、なかなか先に進めない。

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古寺山を過ぎると、手前に小朝日岳(写真左)、その向こうに大朝日岳(写真中央奥)、

その稜線右手には西朝日岳朝日連峰が一望できる。

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360度山に囲まれ、人にほとんど会うことのない稜線歩きは、

間違いなく日常を忘れさせてくれる。 

標高1648mの小朝日岳には登らず巻道を行く。

ただし、7月上旬の雪が残っている時期は、巻道での滑落事故が多いため、

朝日岳山頂経由が勧められている。

 

 

山頂直下の避難小屋のあたりは一面お花畑。

山頂への道はヒナウスユキソウ(ミヤマウスユキソウ)が群生していた。

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休憩をはさみながら5時間半で山頂へ。

360度の磐梯朝日国立公園を堪能しながら、3個目のおにぎりとコーヒを沸かす。

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今日の残された時間にやらなければならないことを考えれば、そうそうゆっくりはしていられない。

小1時間ほど山頂で過ごし1020分下山。午後2時登山口着。

月山ICへ行く途中の温泉「ゆったり館」(300円)で汗を流し、

月山IC午後4時。逗子までは530キロ。

途中、山形の玉こんにゃく、すもも、名前はわからないが、

餅の外側には味噌だれがぬってあり、中はあんこがはいったお餅、

川越の太麺焼きそばなどなど・・・

せっかく出かけていった東北の味を食すもまた百名山を登る楽しみを倍増させてくれる。

朝3時に起き、東北の山を登り、20時間後にはまた日常にいる。

便利といえば便利だけれど、今少し余韻にひたりたいな、、、。

 

F森さん、残り10座となりましたね!