8月29日〜30日
メンバー F森・西川(記・写)
8月の満月に、
北海道に9つある百名山のひとつ、後方羊蹄山(しりべつやま)、
別名蝦夷富士に登ってきた。
これは北海道山岳連盟主催の公募登山で、
今回は30名が参加。
募集要項には、
「お月見登山・羊蹄山1892.7m」〜30日は満月〜 とある。
8月29日(土)道岳連のバスに真駒内から乗車
13:00 札幌山の会所有の京極山荘着
13:00〜15:30 開講式と講義
「登山の疲労と回復、疲れない歩き方」
16:00 会主催のBBQ夕食懇親会
19:00 就寝
8月30日(日) 月齢15.5 ・満月
02:00 起床
02:50 山荘から喜茂別登山口までバスで移動
03:20 登山口出発
08:45 山頂着
09:30 下山開始
13:00 登山口着
14:00 京極山荘閉講式・解散
別名蝦夷富士の後方羊蹄山は、富士山、鳥海山、利尻岳と同じく独立峰、
さっきまで望めた山頂も一瞬でガスで見えなくり、
天候は目まぐるしく変わる。
参加者はF森さんと私以外は皆道内から、若い人で40歳ぐらいか、
上は72歳ぐらいまで男女ほぼ半々。
登山コースは4つあり、
今回、我々のグループは東南の喜茂別コースから登り、
東北の京極コースを下山したが、
メンバーの半分は逆のコースから登り下山。
いずれも、コースタイムは登り約5時間、下り約3時間半。
標高差は約1590mあり、利尻岳の1550mより高かったことをあとで知った。
午前2時、まあるい満月がはっきり見える、まさにお月見登山。
そののちは、登山道は雲の中にはいり下界の様子は見えたり見えなかったり、
その分、暑さはしのげることができた。
8号目を過ぎたあたりから、雲の上にでたのか青空が広がる。
9号目からは、目視できる山頂に反対側から登ってきたメンバーが見える。
登山開始が午前3時なので、まだ山頂に人は多くない。
山頂は直径700m、深さ200mの火口があり
1周すると1時間半かかるので、今回はパス。
さっきまで見えていた下界もあっという間にガスがわき見えなくなる。
さあ下山開始・・。
途中下山道は再び白いガスの中に入り、
北の地に根ざした樹々にシャッターがとまらなかった。
過去に何度かスキーツアーでニセコにきていて、
どこからも望めるその美しい円錐形の山容を何度か見ていた。
いつかは登りたいなとずっと思っていたので、
天候にもメンバーにも恵まれ念願かなった羊蹄山登山はとても感慨深かった。
後記
この羊蹄山登山の前に、毎年恒例夏の家族旅行で今年は北海道にきていた。
札幌定山渓温泉からレンタカーで帯広、釧路湿原、阿寒湖、摩周湖、知床、網走へ。
網走で家族と別れ、列車で5時間半、ひとり札幌へ。
先に札幌にきていたF森さんと合流した。
今回も美味しい北の味覚をたらふく・・・。
ジンギスカン、つぶ貝、シシャモ、ほっけ、さんま、焼き肉、
とうもろこし、摩周そば、じゃがバター、
道内最北で作られている銘酒「北の勝」、
十勝ワイン、札幌クラッシックビール・・・
どれもこれも美味しかった!
そして釧路湿原から見た雌阿寒・雄阿寒岳、
北海道の残り7つの百名山登頂の再訪を誓って、
8月、短い夏の北海道で、私の夏も終わりました。