読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

東京都山岳連盟加盟の山岳会 山人ノマドです。

会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

乗鞍岳

 

9月10日〜11日   L F森・I江・西川(記・写真)

台風の影響が心配される中、
いったいどうしてこの3人は今更乗鞍岳なのか、と
思われる方も多いと思いますので、
ちょっと説明させていただきますと、、、
 
シルバーウィークに南アルプスを縦走するにあたり、
2700mあたりから高山病に悩まされるI江さんを気遣い、
またI江さんと西川が今まで一度も一緒の山行をしていないことを思い、
長い縦走となる山行前に、 F森さんが計画してくれました。
 
日本全国大荒れの週末、唯一晴れていて、万が一雨でも
アクセスが簡単で3000mを超える山、、、
候補はいくつかありましたが、両方の条件を兼ねていたところが
乗鞍岳だったわけです。
 
 
10日(木)
乗鞍観光センター前にI江さんの車を停め、シャトルバスに乗り換えます。
標高1500mの観光センターから
 一気に2600mの肩の小屋口までバスであがります。
歩いて20分で標高2700mの肩の小屋へ。

 

f:id:yamanomad:20150910143615j:plain

 
 
そのままコースタイム1時間の乗鞍岳山頂3026mまで標高差は300m。
 午前11時にシャトルバスに乗ってから
2時間ほどで標高を1500m あげました。
 

f:id:yamanomad:20150910142003j:plain

f:id:yamanomad:20150910141735j:plain

 

予定通り(笑)、山頂でI江さんは少し頭痛がするとか、
ここで小一時間、F森さんの作ってくれた安倍川餅を食べながら
 標高3000mにあえてとどまりました。
 

f:id:yamanomad:20150910134520j:plain

 
ゆっくり下山後、肩の小屋で自炊。
F森さんが作ってくれたトマトスパゲティー、
季節の野菜のマリネにベーコンと野菜を炒めたおつまみ、、、
どれもこれもF森家の家庭菜園から収穫されたものばかりでした。

f:id:yamanomad:20150910162303j:plain

f:id:yamanomad:20150910162931j:plain

 

 
 
11日(金)
この日、前日から続く大雨による鬼怒川決壊で
世の中が大変なことになっていることは全く知りませんでした。
 
朝食前、再び山頂へ。
今までに見たことのない奇妙で印象深い真っ赤な空にびっくり。
山頂への標高を上げるたびに、
後方に広がる雲海はどこからとなく湧き上がり、
一つの大きな白い大河となった流れは低いほうに向かって滝のように流れだし、
何度も何度も後ろを振り返り
シャッターばかりきっていました。
 

f:id:yamanomad:20150911051541j:plain

f:id:yamanomad:20150911055156j:plain

 

f:id:yamanomad:20150911054905j:plain

f:id:yamanomad:20150911055517j:plain

 

f:id:yamanomad:20150911062130j:plain

 

f:id:yamanomad:20150911055349j:plain

 (F森さんの携帯から私を写してくれました)
 

f:id:yamanomad:20150911055231j:plain

 
 
360度が見渡せる山頂に近づくにつれ、風が強く、
この日見た空は、過ぎていった台風と、
関東を北上していった前線の影響が少なからずあったのかなと思いました。

 

f:id:yamanomad:20150911060438j:plain

 

 

 
普段なかなか目にすることのできないブロッケン現象
何度もみることができ、
山頂で写した写真にもお二人の上に、
私のカメラのファインダーからは見えていなかった虹が
しっかり写っていました。

f:id:yamanomad:20150911064339j:plain

f:id:yamanomad:20150911060726j:plain

f:id:yamanomad:20150911061908j:plain

 
 
太陽の光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、
見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。
山岳の気象現象として有名で、尾根の日陰側かつ風上側の急勾配の谷で
山肌に沿って雲(霧)がゆっくり這い上がり、
稜線で日光にあたって消える場合によく観察される。
 
 
今回は、血中の酸素飽和度を測定する
パルスオキシメーターオニックスを持っていきましたので、
標高を変えるたびに、各自測定しました。
I江さんは、最初の山頂では頭痛がしたものの
2回目の山頂では絶好調。
むしろ問題ないと思っていた我々のほうの測定値の方が悪く、
高山病を数字で現わすのも、よしわるしだったかなと思いました。
かたや自信を持ち、かたや自信喪失・・・(笑)
 
長い縦走前に、短い時間でも3000mの高さを経験し、
実際に山に携行するものを確認でき、メールではなく
顔を突き合わせての打ち合わせができたことも
とても有意義でした。
 
帰りは白骨温泉「泡の湯旅館」の外湯(混浴)に入り、
松本IC近くの蕎麦屋でてんぷらそばを賞味し、
楽チン山行でも意味のある2日間となりました。

f:id:yamanomad:20150911135521j:plain