10月18日(日) 西川(記・写)
その山名の響きから、行ってみたい山が二つある。
日曜の予定が、前日土曜の夕方にキャンセルになる。
1週間前にネットの写真でみた金峰山からの山裾の写真
それはまさに黄金の絨毯・・・
あの写真がずっと心にひっかかっていて、
土曜の夕方、紅葉にまだ間に合うかなと思い
急遽、山の支度をした。
そうはいっても、10月のお天気が約束された最高の行楽日和。
車が駐車できなければ話にならない・・・。
日曜、1時起き、2時出発。
中央高速須玉ICから下道を30分、瑞牆山荘着、午前4時50分。
山荘前の一番いいところに駐車。
あたりは漆黒の暗闇で、とりあえず車の中で仮眠。
気がついたら6時。
あっという間に、車と人がいっぱい。
早く出発してよかった!
瑞牆山荘前の登山口から、富士見平小屋を経由して
山頂までのコースタイムは2時間50分。
ルートは赤線なので、危険箇所はなく、道に迷うこともない。
途中の富士見平小屋前にテントは15張ほど。
また富士見平小屋から金峰山までは3時間半とある。
富士見平小屋
コースタイムの後半半分は、岩が多い。
深田久弥が、「針葉樹や大森林からまるでニョキニョキと
岩が生えているような」と表現したのも納得。
鋸岩、大ヤスリ岩など、岩にもちゃんと名前がついている。
階段やくさりも数カ所でてくるが、ちゃんと整備されていて歩きやすい。
比較的早い時間に出発したが、それでも山頂には
30人ほどいたと思う。
目前には富士山、
八ヶ岳も南から北まで、まるで額に入った絵のように見える。
その向こうには北アルプス。
1時間、360度のパンラマを堪能し、来た道を戻る。
登ってくるときは、
日が差しておらず気がつかなかったが、
富士見平小屋から下のミズナラ林は、
見事に紅葉していた。ほとんどが黄色。
空から燦々と太陽がこぼれ、
まるで黄色いパラソルの下を歩くよう・・・。
「富士見平のミズナラ林」この時期、一見の価値ありでした。
下山後、100台の無料駐車場はもちろん、道路という道路の路肩にもぎっしり車が・・・。
5日前の北岳周辺で、紅葉は2000mから1800m、
1週間もたたずに、
紅葉はすでに1700mから1600mまでおりてきていた・・・。