3月4日 tera(記) 、たみさん
「奥多摩に春を探しに行きませんか」のよびかけで奥多摩駅に集合したのは”精鋭”2名。
9時に駅前を出発し、昭和橋をわたって愛宕山を登る。急な石段を登っていくと五重の塔が見える。愛宕神社に参拝し、一度林道に出てから鋸尾根にとりつく。杉林の中をゆっくりと高度をあげていく。後方に本仁田山を眺めることができる。1046mの三角点を過ぎると天地山への道が左にあるはずだがよくわからない。御岳からの反対コースはケーブルカーを使えば高度差が少なくなるが、今回は鋸尾根の登りにこだわったこともあり、鋸山頂上までけっこう時間がかかった。
鋸山から大岳山はゆるやかな起伏の尾根道だ。天気もよく、南斜面からは暖かい風が吹き上げてきた。まさに春を感じさせる気持ちよさだ。大岳山頂上近くになると数日前に降った雪が北斜面に残り、登山道は凍っていて歩きにくい。何とかノーアイゼンで頂上へたどり着く。
大岳山から御岳方面は北側の尾根になることから、アイゼンをつけて慎重にくだる。鍋割山・奥の院へは向かわず、一度沢沿いに入り平行道をすすむが、そこは雪が積もっており、凍った傾斜のある登山道は、アイゼンがないと苦労する。
御岳神社へは寄らず、17時過ぎのケーブルカーに乗り込んだ。御岳駅前の中華料理店で一日の行程を思い浮かべつつ、次の春を感じる山行をどこにしようかと考えながら、ビールを飲みほした。