山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

奥多摩の鋸山・大岳山-吹き上げる風に春を、凍った登山道に冬の名残を-

34日  tera() 、たみさん

 

奥多摩に春を探しに行きませんか」よびかけ奥多摩駅に集合したの精鋭2名。

9時に駅前を出発し昭和橋をわたって愛宕山を登る。急な石段を登っていくと五重の塔が見える。愛宕神社に参拝し、一度林道に出てから鋸尾根にとりつく。杉林の中をゆっくりと高度をあげていく。後方に本仁田山眺めることができる。1046mの三角点を過ぎる天地山への道が左にあるはずだがよくわからな御岳からの反対コースはケーブルカーを使えば高度差が少なくなるが、今回は鋸尾根の登りにこだわったこともあり、鋸山頂上までけっこう時間がかかった。

鋸山から大岳山はゆるやかな起伏の尾根道だ。天気もよく、南斜面からは暖かい風が吹き上げてきた。まさに春を感じさせる気持ちよさだ。大岳山頂上近くになると数日前に降った雪が北斜面に残り、登山道は凍っていて歩きにくい。何とかノーアイゼンで頂上へたどり着く。

大岳山から御岳方面は北側の尾根になることからアイゼンをつけて慎重にくだる。鍋割山・奥の院へは向かわず、一度沢沿いに入り平行道をすすむが、そこは積もっており、凍った傾斜のある登山道は、アイゼンがないと苦労する。

御岳神社へは寄らず17時過ぎのケーブルカーに乗り込んだ。御岳駅前の中華料理店で一日の行程を思い浮かべつつ、次の春を感じる山行をどこにしようかと考えながら、ビールを飲みほした。