山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

セカンドのビレイ

自動ブレーキ付ビレイデバイスでのセカンドビレイ時の支点構築の例です。

セカンドクライマーが壁の左側から登ってくる想定です。

 

①右側の支点にスリングを通した安全環付カラビナを掛けます。

f:id:yamanomad:20180708125729j:plain

 

②ゲートが外向きになるようにセット

f:id:yamanomad:20180708125741j:plain

 

③ゲート側にメインロープでクローブヒッチ(インクノット)でセルフビレイをとります。別の支点でもう一か所バックアップを取ると尚良しですね。ここでビレイヤーに「解除コール」を。

f:id:yamanomad:20180708125758j:plain

 

④左側の支点にクイックドローをセット。ゲートが内側に向くようにセットしてください。上のカラビナにスリングを掛けます。

f:id:yamanomad:20180708125815j:plain

 

⑤スリングを流動分散に。クイックドローの下のカラビナは登ってきたセカンドクライマーのセルフビレイに使います。

f:id:yamanomad:20180708125900j:plain

 

⑥支点部分に安全環付カラビナを通して固定分散に。

f:id:yamanomad:20180708125925j:plain

 

⑦ビレイデバイスの大きいほうの穴(アタッチメントポイントと言うらしいっす。ちなみに小さいほうの穴はリリースホール)を支点のカラビナに掛けます。

f:id:yamanomad:20180708125956j:plain

 

⑧支店のカラビナ側がクライマー、溝(ブレーキグルーブ)が付いている側が制動(引き上げる側)となるようにロープをセットします。安全環付カラビナで、必ずケーブルと一緒に掛けてください。

f:id:yamanomad:20180708130020j:plain

 

セカンドクライマーがリードで出る場合は支点のカラビナからデバイスを外して、ケーブルとロープに掛けたカラビナをビレイループに掛ければビレイ体制に入れます。