山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

l涼感を求めながら耐暑訓練に-丹沢 檜洞丸-

2018.08.05

tera むっちゃん

 

 毎日暑い日が続く中、山に行くなら少しでも涼感が得られる場所ということで、犬越路から沢沿いを降るコースを選び、西丹沢盟主といわれる檜洞丸へ行くことにした。

 8月5日、新松田駅発のバスに乗り、西丹沢ビジターセンターまで。ここでは4~5人が下車した。近くのキャンプ場はどこも満杯の様子。

 檜洞丸へは、ビジターセンターの少し先の小沢の流れに沿って登っていくことになる。ここでまず涼しさを感じる。尾根に上がってからは、風のない日蔭の道をトラバース気味にゴーラ沢出合までを歩いて行く。ここで東沢本流とゴーラ沢の2か所を徒渉することになるが、浮石に足をとられ、下半身は水流の中に。涼感は最高!

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 出合から続くツツジ新道は、ツツジの咲く時期には相当の人出があるという。この日の登りには4~5パーティーのみ。展望園地と呼ばれところまでひたすらに登る。地図にはこの展望所から富士山、畦ケ丸がよく見えると記載されているが、見晴らしはそれほどよくない。

 ここをすぎると登りはきつくなる。ひたすら足元を見て登るが、白い小さな花びらがまき散らしたようにある。何の花だろうか。そのうちに木の葉の影がそよぎだした。風が多少吹き出したのか、見上げればブナの木が多くみられるようになる。

 岩ごろの急登を休みつつ登ると、1500メートルぐらいから緩やかな木道が続くようになる。シモツケソウや頂上近くにはマルバダケブキの黄色い花がたくさん咲いていた。

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 山小屋から飲料水を買い求めて頂上でしばし休憩する。先に登っていた登山者に檜洞丸のことをいろいろ聞いたりもした。

 暑さに耐えつつ時間をかけて登ったこととバス時刻との関係もあり、犬越路には向かわずに、いま来た尾根を降ることにする。ゴーラ沢出合を今度は慎重に渡り、タオルを濡らせて顔をふき、最初の登り口の小沢で再び涼しさを感じて下山した。

 耐暑訓練もしつつ、目的としていた涼感もそれなりに得られた暑い日の檜洞丸へのハイキングだった。