山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

ぐんま百名山63:立岩

2019年11月29日 たけぞう単独

   1992年11月、荒船山を登り星尾峠からの下山途中で見た立岩に心引かれた。平成2年版の2万5千図には道の記載がない。27年の歳月を経て、ようやく登ることができた。

   29日、下仁田からタクシーで乗りつけ、登山口を9時出発。星尾峠への道は崩壊箇所があり通行止めの張り紙があった。分県ガイドに従い直登コースに進む。葉を落とした雑木林を行き、やがてルンゼへと導かれる。正面にCSを見ると、右手の斜上バンドの鎖場から岩壁を回りこんで岩塔群がある稜線に出る。右の東立岩方面に踏み跡があったので行くと1つの岩峰にたどり着いた。西立岩が聳える。稜線鞍部に戻り、西立岩へ向かう。稜線の展望はよく八ヶ岳連峰が見える。11時、最高点の西立岩に到着。行塚山(荒船山の最高点)の奥に浅間山が見える。先日登った稲含山が意外と目立つ。北に向かい、途中2本の鎖がついた岩場を登る。雑木林の荒船山分岐から杉林の谷沿いの道を下ると威怒牟幾不動に着く。裏見の滝の不動滝があるが水量が少なく残念。下山路はいくつも沢を渡るが荒れている。登山口に13時戻る。線ヶ滝に立ち寄る。名前の通りの直瀑。大上集落には星尾大橋が架かり、そこから見る立岩がいい。羽根沢に着くと、ちょうど熊倉方面行きのバスが通過していったので、象ヶ滝は断念。かわりに折り返してきたバスに乗り、蝉で下車し蝉の渓谷を散策。その後、民宿のある雨沢まで40分車道を歩く。

 

f:id:yamanomad:20191129101956j:plain

「稜線鞍部の岩塔群」

f:id:yamanomad:20191129110905j:plain

「西立岩山頂。ピークは行塚山。」

f:id:yamanomad:20191129114829j:plain

「2本の鎖がついた岩場」

f:id:yamanomad:20191129115322j:plain

「手前は巻いた岩峰。奥が西立岩。」

f:id:yamanomad:20191129122940j:plain

「威怒牟幾不動」

f:id:yamanomad:20191129132325j:plain

「線ヶ滝」

f:id:yamanomad:20191129134642j:plain

「大上から見る立岩」

f:id:yamanomad:20191129151719j:plain

「蝉の渓谷」