山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

沢筋を登り降りしての畦が丸


8月9日 T島、Y井

 

   新松田からのバスは満員だったが、大滝橋では我々以外に1名が下車しただけだった。ここから林道を大滝沢沿いにすすむ。山道に入ると左手の大滝沢が木々の葉の間から輝いている。堰堤や小滝からの飛沫も感じられる。

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堰堤から流れ落ちる

    2度、3度、壊れた丸木橋のところを渡渉する。沢が地獄谷沢と二股に分かれたところで真ん中の尾根に登り、崖を回り込むように進んでいくと鬼石沢が目の前に飛び込んでくる。少し行けば避難小屋に出会う。

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避難小屋の手前から

   ここからは鬼石沢と分かれたステタロー沢に沿って進むが、5~6度水の中を横切る。ステタロー沢から離れて一度尾根に出てから少し進めば、休憩テーブルのある大滝峠上に出る。

    一息入れて畦が丸を目指して進むとちょうどガスが出てきた。肌はひんやりとして気持ちがいい。途中、道が崩れているところをすぎれば避難小屋に着く。現在改築中であり8月下旬には再開するとの表示があった。 畦が丸頂上には1組だけがいた。ここまでに頂上方面から出会ったのは5~6パーティほどだった。  

 

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畦が丸頂上

 西丹沢ビジターセンターからのバス時刻を気にしながら下り道を急ぐ。善六のタワを経て下降していくと小沢に出会う。ここでタオルを水に浸して顔をぬぐう。冷たくて気持ちが良い。本棚沢、下棚沢の出会いまでも何度も沢を横切る。滝見物も計画していたが時間がないので先を急ぐ。 滝見物の子供づれの家族と何組とも出会う。

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西沢出合いももうすぐ。他のパーティーも降りてきた

 最後の堰堤を下り、ビジターセンター前の橋を渡れば、バス停につく。ここまで6時間ほどの行動だったが、大半は沢筋であり、夏のハイキングコースとしてはおすすめだ。