2018年9月9日 Tera(L 記) Y井
鳳凰三山の山行を台風の接近で中止した代わりに、近場のところでの沢登りということで丹沢のモロクボ沢にいくことにした。
新松田からのバスには4~5人しか乗車していなかったが、ビジターセンター前にはたくさんの登山者がいた。
10時ごろ白石沢青少年キャンプ場跡地に着き、いくつかの堰堤を越えた地点から入渓した。遡行するとすぐに30メートルの大滝に出合う。しばらく眺めてから右岸のガレを登り、途中で右へトラバースしていく。残置のロープも使って滝上に出る。ここは慎重さが求められた。そのあとすぐに小滝を3つほど乗り越え、ナメ滝もあらわれるが、中流域はゴーロ帯が続く。
(30メートルの大滝は登れない) (大滝を越えてからの続くナメ滝)
水晶谷を右にわけ、ナメ滝・小滝を越えていくとほぼ水量が同じぐらいの二俣があらわれる。ここは左手を進む。さらに行くとまた二俣があらわれる。右手が本流とのことだが、下山時間も考えて左側に進む。ここからはナメが続く。この間の大雨の影響もあってか水量は途切れない。水の流れに足を浸らせながら軽快に進む。
(奥の二股付近、左手の沢を進む) (奥の二股以降も水量は途切れずナメが続く)
水の湧き出し地点を過ぎてからしばらくすると狭まった急なルンゼとなり、登ることはできない。そこで右側の尾根にとりつく。足場は悪く、木の根っこを掴みつつ高度をあげていく。やがて勾配がゆるやかになり、尾根を越えると登山道に飛び出した。13時であり、遡行開始から3時間ほどで抜けたことになる。
ここから畦が丸のピークは踏まずに、ビジターセンターにむけて下山する。途中から沢沿いの道を進む。本棚沢、下棚沢などが合流するあたりから、沢にかかる橋は崩壊している。最近の台風・大雨の結果なのか…。そのため何度も徒渉を強いられた。石伝いに渡ったりしたが、それができない個所は、登山靴のまま沢の中に入って反対側に出た。
ビジターセンターには15時に戻ることができたが、モロクボ沢の最初と後半、そして下山路にと、いろいろ楽しむことができた1日だった。