山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

東海自然歩道の愛知県内ルート北端の継鹿尾山に行ってきました。

2019年3月24日 ノマド名古屋支部、(K) 記

 

 電車を使ってお手軽な登山のルートということで、ヤマケイから出ている「分県登山ガイド#22 愛知県の山」に掲載されているルートをたどりました。

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継鹿尾山山頂の案内板より

 名古屋鉄道名鉄)の善師野駅を降りて歩き始め、再び名鉄の駅に戻るルートでほぼ東海自然歩道に沿ったルートです。

 それと、持っているICカード(Suica)が本当に使えるのかも試してみようと思いました。案じるより産むが易し。ポイントのチャージも含めて問題なく使えました。

 

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善師野駅周辺の風景

 善師野駅を降りると、のどかな里山風景でした。天気もいいし登山日和です(冬型の気圧配置だった。日本海側は大変だろうな)。コースガイドに従い、熊野神社東海自然歩道に合流。禅寺を過ぎて最初のポイントである大洞池に向かいました。

 

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大洞池のベンチ

 大洞池で最初の休憩。さすが自然歩道。ベンチ、道標などしっかり整備されています。ここから稜線に向かってゆるやかに登って行き、峠の広場という所に出ました。

 

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峠の広場の道標.

 峠の広場で自然歩道が分岐します。当日は犬山城に向けて歩きました。

 

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稜線に出てからの最初の階段登り

 広場からの最初の登りは、毎度おなじみの階段登りです。階段脇にはショウジョウバカマが咲いていました。階段がどこまで続くのか分からないので、ゆっくりと。

 

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東海自然歩道の別ルートの通る鳩吹山を望む

 稜線歩きをしながら、いくつか小ピークを越えると周りの景色が見えてきました。振り返ると鳩吹山。自然歩道のルートです。次回登ってみようと考えています。

 

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3回目の階段登り(これで最後か?)

 そして再び階段登り。ひたすら階段が続いていると、またかよ〜とウンザリします。後ろから来た空身のおばさん(トレイルランナ?)に先に登ってもらい、自分はゆっくりと登りました。

 

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階段脇のショウジョウバカマ

 階段歩きを慰めてくれるのがこういう花たちです。ここでもショウジョウバカマが結構咲いていました。なかなかいいですねぇ〜!(iPhoneで撮ったので、花にピントがあわせられませんでした)

 

 

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継鹿尾山山頂に到着

 最後の登りは石灰岩がボコボコ出ている斜面でした。そこを登り切ると山頂です。

 家族連れがベンチでランチをとっておりほのぼの。おとっあんは疲れたのか寝ていました(ちびを担いできたか?)。ちびちゃん2人は人見知りをしているのか、普段と違う場所だからなのか、緊張気味で声をかけても渋い顔。おっかさんがちびを呼んでいました。大丈夫ですよ。

 山頂には2等三角点。他にも2パーティほど登ってこられていました。空いていたベンチで休憩。

 

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山頂東屋からの岐阜方面の眺め

 山頂には東屋があり、岐阜方面(西の方角)の眺めが楽しめました。木曽川の流れが美しい。日本ラインとはよく言ったものです。

 遠くには伊吹山もぼんやりと見えました。ここは厳冬期に一度登ってみたいですね。

 美濃の景色を見ていると、なんだか織田信長になった気分です。

 

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木曽川、木曽大橋付近

 下りは間違えて、尾根の反対側に出てしまいました。本当は東屋の手前にある道標に従って下らなければならなかったのでした。自分は東屋の先にある踏み跡を下ってしまいました(方向を確認しないとイケナイと反省)。

 (ちなみに里山に近い場所はいろいろと踏み跡があるので、読図の練習には向いています。)

 道路の状況から、なんとか自分が下ったのがどこだか目星がつきました。その後、木曽川沿いの道路を経由して、名鉄犬山遊園駅までたどれました(しかし、休日で車が多く、神経使いましたね。歩道がない所はコワイコワイ)。

 

 下山後は電車で1つ先の犬山駅でいったん降り*1、近くの中華屋でひとり反省会としました。ビールとラーメンで千円(ビールに炒ったピーナツがついていたのには、なんだか感激!名古屋周辺ではコーヒにもちょっとしたつまみがついてきます。それと同じ風習ですね)。

 

 歩いたり休憩したりでトータル3時間くらいの山行でした。

 

 登山道もしっかりしており、自宅からは電車のみ約1時間でアクセス可。山頂からの眺めもよし!そして予想していた以上に登山登山しており、山登りを楽しめるルートでした。

 名古屋市内に住んでいる者として、このお手軽さは山を歩きたいなと思ったときにおあつらえ向きの場所だと思いました。

 

*1:名鉄犬山遊園駅周辺は、夕方から開く地元の常連御用達のスナック以外、食事をするところありません。