たけぞう
4度目の緊急事態宣言は予想外であったが、梅雨明けを待っての実施である。17日、草津1号に乗るとバスの接続がよい。バスは嬬恋牧場を経由して万座ハイウエイを上っていく。万座BTを13時40分出発。万座温泉内の坂道を登り、牛池に寄り道し、県道466号を歩く。地蔵のある万座峠からは笠ヶ岳を、1838m地点からは横手山を正面に見る。黒湯山を巻いていく道が、群馬県嬬恋村と長野県高山村の県境を越えると、老ノ倉山を正面に見て、16時10分、須坂分岐に到着。ここから、御飯岳を巻いていく大前須坂線に入る。毛無峠には17時に着いた。小串硫黄鉱山跡を見下ろすところだが、ラジコングライダーの聖地らしく、まだ多くの人がいた。18時を過ぎて、彼らがいなくなったので、岩陰にテントを張る。浅間山の夕景がすばらしい。仙台から来たツーリングの若者3人がそばにテントを張ったが、行儀はよかった。夜中にも車が来た。
「毛無峠からの毛無山」
「毛無峠にて」
18日、4時半に出発。毛無山で、草津白根山から昇るご来光を見る。御飯岳へは一旦下り、笹原の中を登り返すが、朝露でビッショリ濡れた。ゴゼンタチバナの林床の樹林帯を登って行く。振り返ると、四阿山の姿がすばらしい。6時20分、3等三角点の山頂に到着。展望は木の間から少し見える程度。15分ほど滞在して往路を戻る。北アルプスも見えた。8時前にテン場に戻ると、すでにグライダーを組み立てる人が何人も来ている。北アの展望台の破風岳に登るために8時再出発。すでに気温が高く、足取りも重い。45分かけて山頂に到着。コースタイムをオーバーしているので、土鍋山は諦めた。テン場に戻り、テントを撤収して、10時出発。続々とライダーが来る。帰りはピックアップされることも期待していたが、追い抜いていくのはバイクばかり。県道466号に合流すると、車も通りかかるが、大きなザックの登山者に声をかける者は皆無。我慢の炎天下の車道歩きを続け、13時、万座BTに到着。しぜん情報館があるが、自販機がない。残り少ない水とゼリーを飲食して帰りのバスを待つ。
ぐんま百名山の98山目を消化し、南ア・小太郎山登山のトレーニングにはなった山行であった。
「毛無山からの左:土鍋山、右:破風岳」
「破風岳からの御飯岳」