山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

木曽駒ヶ岳・冬 

12/24・25 石田夫妻・たけぞう

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千畳敷カール。左・極楽平、右の鞍部が乗越浄土。」

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「乗越浄土にて。中アデビューの石田夫妻」

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「宝剣岳と天狗岩」

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「宝剣岳へクラストした斜面を登るが、その後敗退。」

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「木曽駒山頂にて。旦那はテントキーパー」

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「強風でポールが折れて突き出たテント」

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「宝剣岳の中央稜を登攀するパーティ」

 

 

考えてみれば、10年くらい厳冬期の山はご無沙汰。ボッカ訓練と雪訓、耐寒訓練を兼ねたような山行だった。宝剣の直下は想像以上に悪く、途中でロープを残置して登ってきたために登頂は断念。スタコラとテン場まで戻る。

ネットなんかで持てはやされてる「テムレス」を着用して登ってみたが、ピッケルのブレードを握っての行動では役に立たない。危うく凍傷になるところだった・・・。

強風と雑なテントの設営(寿命もあるか?)も相まって長年の相棒のエスパースが破損。乗越浄土で成仏するとはなかなか風流な奴だった(合掌)&(泣)                                          

                                  石田(大)記

2016年雪上訓練

                               w田 記

今年も恒例の雪上訓練を谷川岳スキー場で実施した。

昨年の雪訓は谷川も雪不足で、雪のない岩稜の上をアイゼンで歩いたが今年は雪も豊富で思い切り雪と戯れることが出来た。谷川岳天神平スキー場は雪訓の山の団体で一杯であった。例年来ているがこれほどの人が入っていたのは初めてであった。

この1週間ほどの降雪で谷川岳スキー場も1m30cmほど積もっていた。いつもやる斜面はスキー場がロープを張っていてなかなか良い場所がなかった。少し独占し過ぎである。毎日と言うわけではないのでもう少し配慮がほしかった。実際スキー客より山屋の方が人数が多い。

スキー場の上の尾根まで登る。最後の数メートルは深雪ラッセルをしながら登る。反対側の斜面でワカン歩行訓練。急斜面の良い場所を見つけたのでそこを慣らして滑落停止訓練。最初はぎこちなかった人たちも何回か経験するうちに上手くなった。その間に新人に雪崩ミニ講習。弱層テスト等を実施。最後は下の方で雪崩ビーコン訓練。ロープワークは時間切れでできなかったが、充実した訓練になった。

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ワカンを穿いて歩行訓練

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滑落停止訓練

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f:id:yamanomad:20161218121837j:plain下山前に参加者全員で。

 

広沢寺アイゼントレ

谷川岳は凄い雪で雪上訓練期待できますね。さて我々は広沢寺でアイゼントレでした。w田幸は風邪のため休場。w田佳、バンブー、K林の3人でやって来ました。

今日の広沢寺は超混み状態でアイゼントレやクライミングの団体がひしめいていました。プレゼント5(5.7)にトップロープを張りアイゼントレを実施しました。新人のK林さんはやはり出歯の先に引っかけて乗り込むのに恐怖心があるようで最初はなかなか上手くいきません。どうしても踵が立ってしまう。何回かやっているうちにコツを覚えた様でだいぶ上手くなりました。もう少し修行すれば完璧。バンブーは去年もやっているので最初からスイスイです。文句の付けようがありません。安定して綺麗なのぼりです。来年は先生お願いしますね。

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今日は寒い一日でした。

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満員御礼状態。半数はアイゼントレです。

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k林さんの最後の登攀。胸も岩から離れ踵も下がっています。だいぶ上達しました。

このあと一般左ルート(5-8)をクライミングシューズを履いて45m登り懸垂で降りました。私が登っている時に隣のボルダーピッチで滑落した人がいてすごい音がしましたが、幸い左肩強打で済みました。本人は恥ずかしいと言っていましたが、命があっただけでも儲けもの。気をつけましょう。本数はこなせませんでしたが充実した練習でした。


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懸垂で降りるw田さん(左ルート)


 

 k林です。

初めてアイゼントレにチャレンジしました。

登山靴で1回+冬靴、アイゼン、冬用分厚い手袋して4回登りましたが、初めコツが全然分かりませんでしたが、お二人に指導してもらい最後の方は少しコツが分かるようになりました。

アイゼンの爪に信頼置くのに苦労し、足元しっかり見て爪置く場所を決める。

体でやると難しかった。。

充実した1日になりました。

ありがとうございます!