山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

ぐんま百名山71、72・石尊山&観音山

2020年3月6日 たけぞう単独

 週末の天気が悪そうなので、平日の遅出で行けそうなところを選んだ。6日、長野新幹線安中榛名駅から歩く。20分ほどで着く御殿山の赤穂四十七士石像に寄り道し、白梅の咲く長岩集落の山道へ入る。稜線に上がると、地図に道はないが20分ほどで石祠だらけの石尊山に到着。4等三角点があり、赤久縄山・御荷鉾山方面が見える。石祠裏の赤テープに導かれ竹林の中の踏み跡に入る。10分ほどで風戸峠の車道に出て、戸谷山への道に入る。20分ほどで、テレビ受信施設のある3等三角点の山頂に到着。榛名山方面が見える。山頂を少し下ると、関東ふれあいの道に合流。日蔭本庄と秋間梅林のある恵宝沢を結ぶ区間だ。30分ほど歩くと般若沢集落に入り、ここも梅林だらけ。恵宝沢に着くと、秋間梅林の幟が立ち、車道沿いに少し歩くとバス駐車場があり、そこも広い梅林になっている。安中榛名駅に戻るのにかなり歩くので、観梅公園はそこへ行く道もわからないしカットした。秋間川沿いに歩くが、梅林が続く。駅前のみのりが丘からは妙義山がよく見える。4時間ほどのハイキングコースであった。時刻はまだ12時半。安中榛名に止まる新幹線は2時間に1本なので、駅で峠の釜めしを食べて列車待ちをする。

午後は、高崎の観音山に行くことにする。ぐるりんバスは山頂まで行くが、それでは登山にならないので、標高差127mではあるが清水寺の石段下から歩く。518段の石段を登り、参拝。そこから白衣大観音まで閑古鳥の茶店の並ぶ参道を通っていく。胎内拝観後、観音裏手の4等三角点の山頂を踏む。観音山全体は広く公園になっていて、吊橋に寄り道したのが大間違いであった。地図を持たなかったので遠回りに車道を歩いて下山することになった。1時間歩いてやっとバスに乗り高崎駅に戻る。

 

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「長岩集落にて、後は妙義・白雲岳」

 

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「みのりが丘の広場から見る石尊山」

 

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「白衣大観音」

春山joyの焼岳

 


2020年2月29日・3月1日 T島・N村・たけぞう

 29日、3人別々のあずさで松本駅に集合。中の湯温泉旅館の送迎車で16時チェックイン。温泉でビールだという声を無視して、ロープ結びの勉強会。ボウリンノット、ダブルループフィギュアエイト、シートベントを確認。その後、温泉に浸かり、夕食。寝る前に露天風呂に入ろうとしたら雪が降っていた。

 1日、快晴である。部屋からは霞沢岳、明神岳から吊尾根が見える。朝食後、7時45分に出発。登山口でアイゼンを装着。はじめ樹林帯の急登だが、トレースがばっちりあるので楽だ。標高2000m台の通称広場で焼岳に対面。広場はやや硫黄臭がただようが、ロケーション抜群の幕営適地。10時15分、南峰をめざし出発。この時期、北峰への下堀沢を登る夏道は雪崩の危険があり歩けない。稜線に着くと、乗鞍岳が見える。2人から遅れて、12時20分、南峰に登頂。予定より20分ほど超過したが想定内。笠ヶ岳から抜戸岳の稜線、槍・穂連峰はいつ見てもよい。広場まで戻ると、温泉に入りたいという2人に先に下りてもらう。中の湯に14時40分戻った。16時、中の湯バス停を通過する路線バスで松本に出て、いつもの萬来で打ち上げ。

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「広場から見る焼岳」

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「稜線から見る乗鞍岳

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「焼岳南峰」

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「北峰・噴気孔と槍・穂」

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焼岳南峰にて

 

追記

初めての北アルプス雪山でしたが、天候にも恵まれ雪をかぶった穂高連峰を見ることができてよかったです。今後行きたい雪山(残雪期)は燕岳・西穂独標・立山です。(N村)

 

焼岳には北峰と南峰があり、南峰は積雪期でないと登れないとのこと。そんな焼岳を上高地から眺めるだけでなく初めて積雪期に登った。樹林帯を越えて広場からみた焼岳の姿は印象的だ。その広場からダケカンバの林の斜面を登り、さらに広大な雪面の端を登りつめると穂高連峰が眼前に広がっている。昨年は蝶が岳側から見た。こんどはどちらから見ようか。中の湯温泉も最高だった。(T島)

 

 

アイゼントレ-日和田山-

 


2月23日 L I田、T島、N村

 

 今後の雪山山行にむけ、そのステップアップをはかるため岩場でのアイゼントレを実施した。場所は日和田山の岩場の少し下にある大岩を利用した。当日は春風が吹き、暖かい。

 まずは大岩基部でのトラバースの練習。手袋もつけて岩の突起を押さえ、アイゼンを岩に正対させながら移動する。アイゼンの爪で小さいスタンスに乗せるには一工夫が必要だ。

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 ついで大岩をロープをつないで登りあがる。7~8メートルの高さだが、ハングがあり、それを乗り越すのもよし、バンド状を移動して回り込むのもよし。アイゼンの爪を

スタンスに乗せてゆっくり加重をかけて次のホールドを探すことになる。これをザックにピッケルも背負って繰り返す。

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 最後は懸垂下降の練習だ。垂直方向に下りれば問題はないが、足の取り方によってはバランスを崩しがちになる。エイト環で今回は下降したが、それ以外の確保器も使って練習しておくことが必要だろう。

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 10時から14時までのトレーニングが終われば飯能の中華屋さんで反省会。ビールや紹興酒がうまかった。