5月8日~11日 T山(秋田在住)・K子・F森・西川×2
西川(記)
5月8日(金)
西川自宅4時半-F森宅 5時半-K子宅 6時半-東北道・山形道-
午後3時 鳥海山祓川ヒュッテ着。
ヒュッテに宿泊しているのは我々だけ全室貸切り。
この日は管理人がきていて、宿泊代は一人1800円。
管理人がいない平日は無料。
電気は夜9時まで、またガス、鍋、食器、コップ全て備え付けのものを使える。
夕食は自炊。豚汁とサラダ、途中でつんできた山菜「こごみ」のお浸し。
T山さんが持ってきてくれた大吟醸「鳥海山」は芳醇でまさに日本のワイン。T山さんが選んで買ってきてくれた馬刺しもおいしすぎ・・・。
5月9日(土)
天気はまずまず。
5時起床・7時祓川ヒュッテ出発。
誰しも口にするのは今年の雪解けの早さ、ある人は40年ぶりとか・・・
また雨が降ったせいか、雪面には縦筋が入っているので
雪質的にはいいコンディションではない模様。
一生懸命歩いて、登り4時間半、下りはあっという間の30分。
それでも山頂から豪快に、スキーで滑走する爽快感は、
何事にも変えられないものがある。
何度も何度もこの時期のこの山に足を運ぶのも納得の一山。
午後1時半には祓川ヒュッテに到着。
今までに鳥海山を700回以上登っているという秋田在住のDrアイザワさんとみんなは再会。ここからは彼も交えて早々に宴会が始まる。食事は、彼からの差し入れの秋田の銘酒「酔楽天」、これまたとびっきり芳醇で美味しい。F森さんが用意してくれたおでん、サラダ、そしてなんといっても楽しい会話が夜消灯したあとも続く・・・。
5月10日(日)
鳥海山は低く垂れこめた雨雲と強風。
祓川の駐車場には天気の回復を待つ車がいっぱい。
T山さんは鳥海北面の登攀をあきらめ帰宅。
8時 東京組は一路月山へ。
途中、たくさんのタラの芽をゲット(売るほど・・・)。
午後1時 月山着。
リフト回数券を購入し、各自2回滑走した後、
空からは白いみぞれが降ってきた。気温も低く、強風。
リフト乗り場に近いロッジかしわやに宿泊。
5月11日(月)
朝から信じられない晴天。無風。
予定になかった月山を目指すことにし、8時のリフトに乗る。
1時間半で月山山頂直下まで、そこから先は板とザックをデポし、
空身で山頂を目指す。
また大朝日岳方面の雪山の連山も
この時期にしか見ることができない美しさ。
平日の誰もいない雪山を我々だけで占有。
真っ青な空、心の中で
「yee-haw Yee-haw (イーハー)」と叫びながら下りてきた。
後記 : 私個人的なことなのですが、今シーズン、アルマダJJ2.0というロッカーの板を購入。上も下もそりあがっていて、どちらかというとフリースタイル系の板。幅11センチのファットの板。
新雪、深雪、圧雪、悪雪、どの雪質もこの板1本でいいという板。
この板に出会ってから、スキー、雪に対して今までと全く感覚が違ってきた。何年やっても、スキー場のちゃんと整備された圧雪したバーンしか滑れなかった私が、この板を信用すればとりあえずどこへでも行くことができる。えっ、スキーってこんなに楽しかったのって思うことも多々。
板を購入した時に、ビンディングはツアー用を取付け、とりあえずいつでも山スキーができるようにしておいた。
そして今回、シールを購入。こうやって1本の板から私のスキーは今までの10年とまるで違う方向へ、楽しみも倍増。 追いつかない私のスキースキルを、新しい板でカバーしていることは間違いないのだけれど、でもとにかく楽しくてしかたない。いかなる天候でも、どんなコンディションでもスキーが楽しいと思えるようになったのです。