まもなく『令和』が始まる。『平成』最後となる4月の28、29日と 山人ノマドのT島(L)、I田×2、T井(ゲスト)、じゅんP(T口・記)の5人は恵まれた天候の中、一路雲取山に向かった。行程詳細は後述。
28日(日)
鴨沢バス停から車道歩きを続け、山道に取り付く手前で、世にも珍しい明るい黄緑色(!)のウン⚪︎を発見。なんの動物かはわからねど、なんとなくこの山行の成功が見えたようで(ほんまかいな)じゅんPは機嫌よくスタートする。
先頭 I田(man)、2番手じゅんP、続いてT井、I田(woman)ラストのT島(L)の一行は、順調に歩を重ね、数度の休憩の後七ツ石小屋に到着。途中じゅんPの左太ももが悲鳴をあげるも、T島の塩こんぶとT井のツムラ68番の漢方薬で復活。T島(L)の判断で七ツ石山登頂はやめ、気持ちの良い巻道(上側)を行く。
ブナ坂を越え、あー(一回目)素晴らしい石尾根を行き、抜けるような空の青の中、「富士さん」が美しい!そしてこの日一番の爽やかな風!
(七ツ石小屋をすぎてみはらしのよいに防火帯を行く)
廃墟となりつつある雲取奥多摩小屋をでた一行は、先頭をI田(woman)に変更してリスタート。一度は悲鳴をあげたじゅんPの足もこの頃から本格回復、雲取山頂に向かう3度の急坂も快調にクリアして、あー(2回目)憧れの雲取山頂!ブラボー人生初2000メートル級の山。
(ここで、ミニミニじゅんP物語を一席。昭和32年生まれの今年61歳。還暦を迎えた年の最後の月に「沢登りがしたい!」とT島会長に言って山人ノマドに入会。今日に至る。以上)
さて景観を楽しんだ後は、雲取山荘へレッツゴー!スタート直後に先ほど山頂にいたカップルが下から上がってきて「あかんわ、軽アイゼンつけて出直しや(関東弁に要変換)」と戻っていく。確かに山荘に向かう下降路は残雪でツルツルとベチャベチャが入り乱れる様相。この時点で先頭I田(man)は軽アイゼンなしでの下降を決断、一行は尻餅をついてパンツがびちょびちょになる恐怖と(笑)戦いながら、山人ノマドテクニックを駆使して無事に山荘到着!
17時過ぎ、見事予定通り! さすがみんな!
さてじゅんPは、ここでもお初の山小屋泊。心の中は小学生のはしゃぎよう(^_^)。
通された小屋の2階の部屋には大きなこたつが二つ、そのうちのひとつで早速ミニ宴会のはじまりはじまり。
リーダーT島が持ってきてくださったビール二本と持ち寄った酒のアテでご機嫌な気持ちがドライブする!!あー(三回目)幸せ!
夕食はハンバーグ定食(ミニポテサラ付)美味。ビール付き!あー(四回目)幸せ!
部屋に戻ったじゅんPは、すぐにふとんに直行。T島とT井にはさまれて、「飲み直しや!」とウイスキー片手に息巻くT島の誘いを振り切って(爆笑)すこやかな眠りにつく。(この日の小屋は満杯状態。一行の部屋も隙間なく人・人・人状態でした。)
29日(月)
朝4時過ぎに目覚めたじゅんPは、窓を開けてびっくり!屋根に雪、樹々が雪化粧状態!今日はアイゼン山行かと思いきや、一階トイレ付近の扉を開けて外を見ると地面はそうでもないので一安心。一階にはすでに、朝ごはんは5時を待つ人々の行列に2度目のびっくり!部屋に戻ってみんなに伝える。
朝ごはんはシャケ定食(お味噌汁、生卵、お漬物、ふりかけ、梅干し)。あー(五回目)幸せ!
隣に座ったT井が「私、卵はカチカチに焼いた卵焼きしか食べれないの」とカミングアウトして、自分の生卵をさしだす。(この日の調子よさの一因はこれやんったんか、と後で思う(笑))
朝の準備を滞りなく済ませた一行は、本日のゴールである三峰神社をめざして6時半出発!
1900メートル付近の樹相の美しさに感動しつつ、本日も雪が所々のこる道を、慎重に進む。風が心地よい冷たさを少し通り越して、肌寒く感じる。しかしこんな時間、静寂の山を歩く喜びは何物にもかえがたい経験としてじゅんPの心に深く刻み込まれる。
「うーん、いつまでも歩いていたいなあ」
(大ダワを過ぎた原生林の中を進む)
急坂を下り無事お清平に到着した一行は、「ここまでくればもうちょっとや」と、リーダーT島の発案で、偶然空いていた一つしかないテーブル席でコーヒータイムにすることに。コッヘルでお湯を沸かして、暖かいコーヒーとお菓子をいただく。あー(さて何回目でしょう)幸せ!
「地蔵峠を過ぎ、標高1300メートル付近からゴール(標高1100メートル付近)までは至福の登山道でしたね」(じゅんPの回想)。
三峰神社手前、奥宮に続く美しい木製の鳥居の前の一行の会話
T島「三峰奥宮に行きましょうか」
I田(man)「はんたーい」
じゅんP「しんどいし、いやー」
T井「わたしは、体力的にだいじょうぶやからどちらでも」
I田(woman)「わたしも行ってもいいわよ」
普通この状態では賛成多数で行くことになるのだが、I田(man)とじゅんPの粘り勝ちで、行かないことに。
「片道1.4キロ?往復で2.8キロ!!」とじゅんPは余計なことを言う(ー_ー)
さて、11時30分、一行は無事三峰神社手前、山道終わりの鳥居をくぐり無事山行終了!
みなさま、お疲れ様でした!
(この後一行は、観光気分でバスの出発時間まで三峰神社観光を堪能。)
反省会は、秩父から飯能に移動して、T島行きつけの中華屋で。あー幸せ!
28日/奥多摩駅-バス-鴨沢-小袖乗越-堂所-七ツ石山-小雲取山-雲取山-雲取山荘(泊)
29日/雲取山荘-芋ノ木ドッケ-白岩山-お清平ー霧藻ヶ峰-三峰神社