山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

ぐんま百名山・有笠山&稲包山

   高岩山行と連ちゃんになるが、四万温泉の宿が予約できたので、計画を遂行する。15日、さすがに朝一の普通列車は厳しいので、高崎まで新幹線を利用し、吾妻線の中之条で下車。沢渡温泉行きのバスの接続がよい。終点の沢渡で降りると、目の前にごつごつとした有笠山が見える。30分ほどで、西登山口に到着。山頂まで1kmの道のりだ。石門を見て、尾根にあがり、岩壁の基部を歩くと、真新しい群馬百名山の標識があった。この先、短い鎖場、梯子を登り、肩に着くと、4月に登った王城山と高間山が確認できた。山頂に10時40分、到着。林の中で展望はない。東登山口に下山する。こちらはクライミングゲレンデが何箇所かあり、東登山口には関東甲信ナンバーの車が14台路駐していた。バスを待つ間に沢渡温泉の官舎山遊歩道を散策する。バスを下沢渡で途中下車し、四万湖まで歩く。四万温泉行きのバスに乗り、甌穴前で下車し、甌穴を見学。終点の四万温泉からは、稲つつみ神社や小泉の滝を見ながら、日向見薬師堂まで歩く。ここには2003年11月に来たことがある。今日は日向見温泉・中生館に投宿。

 

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「有笠山」

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「クライミングゲレンデ」

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「四万甌穴」

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「日向見薬師堂」

 

   16日、前夜につくってもらったおにぎりを食べ、7時前に出発。四万川ダムまで登り、奥四万湖畔を半周して赤沢歩道の入口の先のしゃくなげの滝を見てから、入口を8時に出発。尾根に乗るまでジグザグの道で、その先は急登もなく、赤沢山の巻き道になると、湖も見え、上信越国境の佐武流山や白砂山がいい。10時、赤沢峠に到着。いいペースだ。ここからは谷川連峰も見ながら進む。鉄塔巡視路分岐を4つ過ぎるとムタコ沢分岐。ここから30分ほどで、11時50分、3等三角点と石祠のある山頂に到着。360度の大展望である。

 当初は、平標山から三国峠を経て、ぐんま県境稜線トレイルを歩き、山頂を踏んで三坂峠から苗場プリンスへ下山する計画であった。6月に、三国峠から登り、三国山、大源太山と歩き、平元新道を下ったので、稲包山が残ったのであった。山頂からはそのぐんま県境稜線トレイルがよくわかる。15分ほど滞在して、来た道を戻り、14時30分、赤沢歩道の入口に戻った。朝と反対側の湖畔を歩いたので、湖から稲包山が確認できた。四万温泉バス停前のまんじゅう屋で共通クーポン券を使って温泉まんじゅうを買い、帰京。

 

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「しゃくなげの滝」

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「稲包山山頂」

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「平標山から三国峠へのぐんま県境稜線トレイル」

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「上ノ倉山から白砂山へのぐんま県境稜線トレイル」

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「四万川ダムからの稲包山」

ぐんま百名山・高岩

メンバー:K島・W田幸・Y本・たけぞう

 高田馬場6時40分集合で、関越・上信越道を走り、碓氷軽井沢ICで降りると、目の前に高岩が聳える。東登山口から見る高岩がいい。西口登山口を9時50分に出発。稲村山に続く道から赤テープを頼りに高岩・雌岳に続く登山道を行く。雌岳の最初の岩峰は窓から浅間山が見えるインスタ映え写真のポイント。山頂で記念写真を撮る。

 

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「東登山口から見る高岩、左・雌岳、右・雄岳」

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「窓から見る浅間山

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「雌岳の最初の岩峰にて」

 

   雌岳の第2岩峰では2人組が登攀準備中。30分待って、我々もチャレンジする。KTペア、WYペアの順で登る。支点もガバもあり、久々の登攀であるが楽しめた。

 

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「雌岳の第2岩峰」


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「TKペア」

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「WYペア」

 

 

   第3岩峰を巻いて、雄岳との鞍部を経由して雄岳の鎖場に13時到着。ここはYさんにロープをひいて登ってもらう。Kさんは鎖で登ってきた。鎖場を登りきると、左の摩利支天碑のある岩峰への道を歩き、周回して鎖場下降点に戻り、雄岳・本峰への道を歩き、14時前に登頂。先行パーティの下降を待って、我々も懸垂下降する。

 

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「高岩・雄岳」

 

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「鎖場を登るYさん」

 

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「雄岳山頂にて」

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「鎖場を懸垂下降するKさん」

 

   雄岳との鞍部からはザレからゴーロの沢を下り、植林帯から東登山口に出た。15時20分。帰りは県道を走り、おぎのやのドライブインで釜めしを食べ、おみやげを買う。17時近くとなったので温泉に寄るのはやめて、高速に乗った。事故渋滞もあり、高田馬場に戻ったのは20時を過ぎていた。

 本チャンは2018年の小同心クラック以来で、Kさん、Yさんにはお世話になりました。天気もよく、充実の1日になった。

 

 

W記

プチバリと聞いていて雌岩スルーかな?とふんでたでしたが、あてが外れました笑

ホールドも豊富だったんですが、左の切り立った

高度感ある雰囲気に終始

足がすくんで、ずっとびびってました。

ずっとへっぴり腰でお恥ずかしいかぎり(^_^;)

そして、

今回急遽Yくんに参戦してもらい、

リードから車の運転までほんとにありがとうございます!ロープワーク忘れすぎてたので、復習して

リベンジしまあす!

 

K島コメント

久しぶりにノマドに参加できて、みなさんと一緒に登れて楽しかった。

 自分だと行かないであろう山、ちょっとしたクライミングもでき、秋の乾いた色合いを堪能しました。

最後の鎖場はフリーで登ると充実します。

 インターからも近くてアプローチもなかなか良いのと、荻野屋釜飯も美味しかった〜

干支の山歩き・子ノ泊山

たけぞう

 今西錦司の十二支会が始めた十二支登山の「子」の山が三重県の子ノ泊山である。気になる山のひとつであった。今年も埼玉の子ノ権現に登っているが、長年の課題が消化できた。当初は、もう1つの1等三角点峰の高峰山も考えていたが、9kmの林道歩きと途中幕営になるので断念した。

 2日、新幹線、特急を乗り継いで新宮に到着。あいにくの雨である。運賃100円の紀宝町バスで終点の飛雪の滝キャンプ場まで行くはずが、9月の大雨で町道が土砂崩れに遭い、3つ手前のバス停で下ろされる。キャンプ場は幕営料1000円で、滝の横にテントサイトがある。今年になって初めてのテント泊であるが、雨中泊となった。ゴアライトテントも40年近く使っていてシームレステープの剥離が目立ち、雨が滲みてくる。3日はレンタサイクルで日本の滝百選の布引ノ滝を見に行く予定であったが、ここから先の林道も通行止めということで断念。朝の散歩で、飛雪の滝の上流にある二の滝を見に行く。キャンプ場を早めにチェックアウトし、和田地区まで歩き、和田の滝や熊野川の昼島を見てバスを待つ。バスを熊野大橋で降り、熊野速玉大社に参詣。続けて、神倉神社、阿須賀神社世界遺産めぐりする。浮島の森や王子ヶ浜にも寄り道して、この日は新宮のBHに投宿。

 

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「飛雪の滝」

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「神倉神社ゴトビキ岩」

 4日、紀宝町バスで終点の上桐原に行き、桐原浅里林道を6km歩き、子ノ泊山をめざす。車で入れば桐原登山口が最短である。林道は相野谷川相野谷に沿ってあり、途中、子親の滝を見下ろす。もみじの滝分岐を過ぎて、一の滝・二の滝へ30分の新しい標識があったので足を踏み入れたのが大間違い。踏み跡は石碑の立つ河原へ続いたが、その先の上流にも下流にも堰堤がある。諦めて戻るが、踏み跡を見失い薮漕ぎで50m先の林道に戻った。50分のタイムロス。中の谷橋に落打滝へ15分の標識がある。ここは最初から行く予定で沢靴も持参していた。梯子を降りて河原を10分歩くと、目の前に現れた。陽を浴びていい滝である。登山大系には、相野谷川相野谷と熊野川立間戸谷が紹介されており知っていた。立間戸谷も牛鬼滝の手前から登るコースがあり、ヤマレコにも最近の記録があった。12年前ならこのコースを選んでいた。中の谷橋からも旧道があり確認できたが、桐原登山口はまだ1.5km先である。11時、登山口を出発。桐原から3時間かかった。尾根に登り着くと旧道コースはテープが張られて通行止めになっていた。途中、沢を横切るところを過ぎて、12時40分、ごちゃごちゃと標識の多い1等三角点の山頂に到着。熊野灘大峰山系が見える。20分ほど滞在して、来た道を戻る。タイムロスがあったので、もみじの滝観瀑は断念。バスの発車10分前に桐原に到着。子ノ泊山は飛雪の滝のある浅里からも登山コースがあるが、町では推奨していない。この日も新宮のBHに連泊。GoToトラベルの地域共通クーポン券を使った食事を考えていたが、いい店がなくローソンで消費した。

 

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「落打滝」

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「子ノ泊山の山頂」

 5日、伊勢神宮参詣の日。紀勢本線多気から参宮線に乗り換え、二見浦で下車。二見興玉神社夫婦岩を見に行く。条件がいいと夫婦岩の間に富士山も見えるという。伊勢市に戻り、まず、豊受大神宮(外宮)を参拝。バスで内宮前に移動し、皇大神宮(内宮)を参拝。16時近いが、おかげ横丁は修学旅行生を交え人でごった返し、三密の極み。飲食、買い物も断念。伊勢市駅のキオスクで最後の弁当をゲットし、赤福をみやげに買って帰路に着く。

 

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二見興玉神社夫婦岩

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「内宮の宇治橋