山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

沢沿いから登った筑波山-持ち上げた水で野点を楽しむ-

2019年11月17日 L/F森、T島、N牧

 ボッカ山行は奥多摩の山で計画がされていたが、参加者も少ないことからお気軽にいけそうな筑波山へ、ボッカ風山行として行くことになった。

 筑波山男体山と女体山の二つの頂からなり、それぞれの頂近くから男の川(おのがわ)、女の川(めのがわ)が流れ出し、二つの流れは合流して男女川(みなのがわ)になるとのことだ。今回は、その女の川沿いのちょいバリコースを行くことになった。

f:id:yamanomad:20191117091838j:plain

 男の川にかかる橋のそばの駐車スペースからキャンプ場方面に10分ほど歩いたところで女の川に出合う。水量はさほど多くなく、沢沿いの踏み跡を進んでいく。水が涸れるあたりで大きな石がゴロゴロしており、ブナやホオの樹が目立つ。小さなケルンを目印に沢の左側沿いに登りつめ、大きな岩屋に出合えば登山道はもうすぐだ。

f:id:yamanomad:20191117101041j:plain

 登山道を少しすすめば女体山の頂上直下に出る。ここはケーブルカーやロープウェイで登って来た観光客でにぎわっている。神社の後ろにある頂上を踏むのは順番待ちだった。

f:id:yamanomad:20191117102826j:plain

 当初予定していた男体山に行くには、人混みの中をいくことになるため行かないことにして、キャンプ場を目指して登山道をくだる。このコースも頂上付近とは違ってあまり人に出合わない静かなコースだ。途中にカタクリの群生地があり、春には女の川流域の二輪草と合わせて楽しめるとのことだ。

 キャンプ場ではテントの敷板の上に毛氈がわりのシートを敷いてお茶会を始める。ボッカ風山行ということで、男性は水を2リットルずつ持ち上げていた。茶道具はF森さんが用意しており、お茶をたててもらう。秋の深まりと青空をバックにお茶を味わい、色づく木々と人のいないキャンプ場の中で、しばし静かな時間をすごした。

f:id:yamanomad:20191117121316j:plain

 キャンプ場から男の川の駐車スペースへは15分ほどで戻ることができる。守谷駅への帰路の途中に豊田城(常総市地域交流センター)に登り、そこから見える山々と景色も楽しんだ。

f:id:yamanomad:20191117142751j:plain