山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

山梨百名山・貫ケ岳&高ドッキョウ、おまけに白鳥山

byたけぞう

 山梨百名山は南部町に6山ある。マイカー登山者は樽峠から1日で2山ピストンするが、車を持たない小生は2019年11月以来のテント山行で実施した。23日、こだま709号で三島から東海道本線身延線を乗り継ぎ十島に降り立つと運賃100円の町営バスが待っている。桜咲く山里をあちこち回りながら中沢地区に到着。登山口にはヤマビル注意の張り紙がある。12時出発。2時間20分かけて中沢焼山の稜線に到着。空身で貫ケ岳をピストンする。2等三角点があり、富士山も見えるが木の枝がじゃまする。樽峠へ縦走する途中に晴海展望台、十国展望台があり、雲から頭を出す富士山や駿河湾が見える。平治の段(南貫ケ岳)通過は16時15分。苔むした木の階段を下り続けしばらくすると、石仏のある樽峠に到着。登山道脇にテントを張る。

 24日、ヘッデンをつけて4時45分出発。6時、平治の段から朝日が昇る。高ドッキョウへは山梨・静岡の県境尾根を行くが雰囲気のいい道だ。7時に山頂到着。山梨百名山標柱とあの独特な静岡の山名標識がある。剣ヶ峰を正面にし宝永山を右に配置した朝富士が最高である。テン場に9時に戻りテントを撤収し、樽峠から下る。登山口から車道歩きになるが、バスの通過時刻に10分遅れた。徳間地区まで歩き、次のバスを待つ。このバスは駅まで行かないので、終点到着に合わせてタクシーを予約し、白鳥山森林公園まで行ってもらう。予定では歩いて登るはずであったが、山頂直下の遊歩道入口まで乗りつけ、待機してもらう。山頂は「恋人の聖地」らしくモニュメントのハート型の窓から富士山が見える。戦国時代は武田家の狼煙台であったようで南部町一帯が見える展望は申し分ない。ここも県境の山で、2県の山名標識が並ぶ。最後はズルしたが、3山登れたことに満足している。

 

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「高ドッキョウからの朝富士」

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「白鳥山にて」