17・18日、Mさん、I江さん、たけぞうで天狗尾根に行ってきた。
今回で、小生にとっての天狗尾根は卒業である。今後の若手の活躍に期待する。
「後続確保のI江さん。ひきあげたロープの処理が課題です。」
「カニのはさみの先の岩場には3ルートあり。左は木登り。中は直登。右の草付きルートが一般的。冬はダブルアックスで登る。
「第2岩峰の巻き道にて。」
「大天狗の巻きルートをリードするMさん。」
「キレット小屋付近から望む天狗尾根」
感想:M
真教寺尾根や、権現~赤岳間のキレットを登ると、特徴的なシルエットが目に飛び込んでくる天狗尾根。
竜頭峰付近から見える大天狗に付くトレースに憧れて、「いつか登りたい」と思っていました。
ノマド入会時に私が「これから行きたいルート」として挙げさせて頂いた「冬の硫黄~横岳~の縦走」「天狗尾根」。これらをT内さんは覚えていて下さり、事あるごとに、声をかけてもらって、昨年末の「硫黄~横の縦走」に続いて天狗尾根も同行して頂き、念願を叶える事ができました。
今回は大天狗は直登はせず、巻きましたが(今の自分には分相応)、その部分のリードも取っておいて「おいしい所」を任せて頂けました。
下山後、T内さんが「もうオレはこのルートは最期だな」と言った言葉が有り難く、本当に感謝の気持ちを表し尽くせませんでした。
いつかは、大天狗を直登、そして冬の天狗尾根、これからはそれらを目標にしていきたい、と思いました。
「積雪期にも使えるから覚えておくといい」と下山はツルネ東稜から出合小屋へ。2日目はかなり長い行動時間でしたが、ルートの見極め方など教わる事の多い濃い2日間でした。
T内さん、I江くん、ありがとうございました!
P.S.初めて山行で一晩を共にしたI江くんは、夜中に「ウ・・ウォッ!」と突然うなり声をあげる「雄たけびキャラ」だと知った山行でした!
感想 I江
Nomad入って初めてのバリエーション(ガイド山行除く)。
思っていた以上に大変で、まだエキサイティングでした。二日目は天候も安定し、樹林帯を抜けた尾根から見えた、雲海から頭を出した富士山が美しく印象的でした。
会話に出てくる単語すらよく分かっていない初心者ですが、ロープや確保の仕方、登攀の手順、ルートファインディングの注意点など現地でT内さんに一から教えてもらい本当にたくさんのことを体験でき勉強になりました。T内さん、ありがとうございました。
まずはロープワークや登攀は場数を踏む必要があると感じた山行でした。
沢の脇にひっそりとあった少々不気味な無人小屋での宿泊(初めての無人小屋泊)。
不覚にも獣に襲われる怖い夢を見て唸っていたようです。
T内さん、Mさん、ありがとうございました。
(長風呂しすぎてすみませんでした!)