たけぞう
地震による新幹線の運行中止が福島まで復旧し、桜の開花も伝えられたので、以前から興味のあった花見山の桜を見に出かけた。合わせて1等三角点の山にも登る。
8日、臨時ダイヤの一番列車で福島に行き、在来線に乗り換え、桑折で下車。予約したタクシーで半田山自然公園へ向かう。フキノトウやショウジョウバカマが咲く半田沼を半周して、北登山口を9時15分に出発。山頂まで1.6kmで100mごとに里程表がある歩きやすい道だ。稜線上は所々雪の上を歩く。10時35分、1等三角点と3基の石祠のある山頂に到着。半田沼がハート形に見える。風が強く寒いのですぐ下山する。半田山は、谷文晁の日本名山図会にも描かれ、日本三大銀山の1つだったらしい。時期が早かったが、ここも桜の名所で、ヒメサユリやシラネアオイも咲くという。帰りは駅まで1時間20分歩いた。福島駅に戻り、臨時バスの花見号に乗る。15分ほどで桃源郷と呼ぶに相応しい花見山に到着。ジュウガツザクラ、オカメザクラなどが、黄色のサンシュユ、レンギョウ、菜の花とともに咲いていた。1時間もあれば1周できる。残雪の吾妻連峰もすばらしかった。今宵は福島駅前のBHに宿泊。
「半田山」
「花見山」
「残雪の吾妻連峰」
9日、車窓から安達太良山を眺めながら、郡山へ移動する。バスに50分乗り、平田村の田母神で下車。蓬田岳の糠塚登山口を10時50分に出発。岩場コースを歩くが、一般コースと合流する少し前に展望岩があり、磐梯山が見えた。12時5分、1等三角点のある山頂に到着。その先に菅布禰神社があり、大滝根山が見える。蓬田新田へ下山し、道の駅ひらたまで歩く。そこからタクシーで小野新町へ向かう。(平日は14時台の郡山行きのバスがあるが、土日は20時台までないことを失念)磐越東線は三春を通るが、2014年に見たことがある滝桜は前日に開花宣言が発表されたばかりなので、今回は省略した。
「蓬田岳」
「2014年の三春滝桜」