1月8日~11日 たけぞう
今年は辰年である。Wikipediaによると、竜王山は岡山県には全国一の22山のリストがあるが、間違っている。新日本山岳誌によると34山とある。地図に山名表記のない龍王山・竜王山も含め、YAMAPの山行記録を調べると27山確認できた。新年山行の第1弾として、岡山の竜王山めぐりに出かけた。
8日、大雪のため名古屋~京都間で徐行運転となり、岡山到着が遅れ在来線の乗継が1本遅くなった。山陽本線鴨方からタクシーで安倉峠へ向かう。登山口がわかりにくい。11時5分出発。備南アルプスの縦走路は歩きやすい。1時間で盟主・寄島竜王山に到着。3等三角点と石祠があり、瀬戸内海が見える。西に続く尾根も歩きがいがありそうだ。里庄付近に浜中竜王山(132.5m)と大島龍王山(186.2m)がある。峠に戻り、東進する。軽部山を過ぎると、笠岡諸島も見えてきた。浦峠、184m峰を経て、佐方竜王山に15時20分到着。2等三角点峰であるが、展望はない。佐方竜王西登山口へ戻り、鴨方駅まで1時間強歩く。笠岡に連泊する。
「三島付近から見る初富士」
「寄島竜王山」
9日、午前中は真鍋島の散策である。笠岡の住吉港からの三洋汽船の旅客船は神島、高島、白石島、北木島と寄って、1時間で真鍋島の岩坪港に入港。八幡神社に初詣し、城山展望台に向かう。2等三角点があり、真鍋島の様子がよくわかる。真鍋城址、福原浜分岐を経て、山の神まで1時間強歩く。途中、石仏がいくつもある。山の神は1等三角点峰で阿弥陀山ともいう。展望はないが雰囲気はよい。下りは本浦の集落内を歩き、本浦港へ向かう。港に着くと2匹の猫の出迎え。猫なで声で体を摺り寄せてくる。チョコブラウニーには見向きもしないが、チョコブッセは食べた。
「城山から見る真鍋島中央部」
「山の神山頂」
帰りは神島外浦港で下船。中村峠から神島竜王山へ向かう計画だが、地図にある外浦からの道は廃道のようだ。はじめ舗装路で期待したが途中の社までの参道のようで、引き返す。涸れ沢を渡るところで、上流に赤テープが続くのに気づいた。14時10分、出発。テープはなくなり、中村峠の標高を過ぎても沢形は続く。どうやら西に外れたようだ。このまま行っても縦走路にぶつかるはずと歩き続ける。沢形がなくなり笹が出てくると14時45分、竜王山の西の鞍部の登山道に出た。5分で石祠のある山頂に到着。ここからは一般登山道で神島八十八ヶ所巡りの遍路道にもなっている。82番根香寺から87番長尾寺のお堂を見て最後は88番大窪寺・神島七福神に出た。中村口のバス停には16時に着き、タクシーを呼んでホテルに戻る。〈続く〉