大雪庇で有名な守門岳(新潟県)の大岳へ6名で山スキーに行ってきました。
文句のつけようがないドピカンの好天。今シーズン初回の山スキーは充実の1本でした!
**登頂後、大岳山頂より大雪庇を眺める
二分登山口へ到着すると既に40~50台の車が路駐済!登山口を偵察した前日土曜の3倍はいたのでは?ゲートの先の橋までしっかり除雪されていましたが、道路が凍結していて派手に転んでいる登山者あり。ここは登行開始前の最大の難所かもしれません。
シール登行を始めて程なく尾根に取りつくと急登となり、担ぎ組、シール組に分かれ登行。好天かつ入山者が多く、山頂までトレースはばっちりついていました。
スキー猛特訓の成果が著しいIちゃん。
その後もシール登行組、ツボ足組、アイゼン歩行と各々の方法で保久礼小屋を目指し、引き続き絶景を楽しみながら標高差1000メートルを登る!登る!
暑くて暑くて!汗がしたたる!
それでも心地よいのです!
最初の急登を超えた後は、特に登りにくい箇所は無し。
写真(下)トップは山スキー大ベテランのNさん。
登山口にあれほど沢山車が停まっていても、山に出れば一気にバラけます。我々ノマドも地元の長靴登山者(この方達は速いのでびっくりです、、)も、皆が大岳頂上を目指します。
山頂まであと250メートル付近でビンディングの角度を最大に上げ、ひたすらシール登行に励むBB。その後、標高1200メートル過ぎに大平原の山頂もどきの風景が見え、一瞬山頂と見間違えて皆ぬか喜び!?でも山頂は1432メートルなのです。。。
大岳山頂までまであと100メートル!広くて大きな山頂が待っている。しかし、最近はスキーばかりで顕著なトレーニング不足。息が上がり足が止まる?
大岳登頂。余裕のWリーダーとアイゼン隊長のTP。山頂には地元スキー場主催の雪庇ツアー参加者20名強の団体もいました。
本日の滑走ルートは、前泊した宿(大雲沢ヒュッテhttp://www.ookumosawa.net/)のご主人に勧められた、大岳山頂北側の谷を越えた稜線から保久礼小屋を目指すコースに決定(下の写真奥の稜線がルート)。アイゼン隊長のTPと別れ5名で滑走。
3月上旬に滑落事故が発生している東側(写真右側)の雪庇に近づかないよう慎重に頂上から下り、トラバースし稜線に取りつく。稜線滑走は左右の視界180度すべて雪山に囲まれた空中遊泳のようで、夢を見ているようでした。
とは言え、ゲレンデとは雪質や斜面の様相が全く異なり、そこそこ広い幅がある箇所でも左右は谷。かっ飛ばさず、慎重に、そして絶対に転ばない!を肝に銘じて滑りました。滑りはゲレンデより100倍難しい?その分面白さも100倍!?
この瞬間のためにスキーを練習しているんだっけ♪
あっという間に高度を下げ、ブッシュの急斜面では横滑りを多用して(Y子のみ?)、保久礼小屋の下まで滑りました。小屋まで赤布あり。
小屋の前で大休止の後、引き続き登山口の橋まで登ってきたルートをスキーで滑りました。
シーズン初回の山スキーは準備とスキーの練習で精一杯でしたが、山スキーの面白さと奥深さを再認識することが出来た素晴らしい山行でした。そして今後の課題も!
守門万歳~!
二分登山口(0730) 保久礼小屋(0915) 大岳(1140) 保久礼小屋(1300) 二分登山口(1410)
Y子