2020年9月13日 T島、Y井
沢登りを予定していたが午後から雨の予報もあったので、滝見物を兼ねて尾根歩きとした。
まずは東京で唯一「日本の滝百選」に選ばれているという払沢の滝へ。武蔵五日市駅からのバスに乗り、9時30分ごろ本宿役場前で下車して歩き始める。豆腐屋さんの横を進み行くとチップが敷かれた道になる。15分ほどで払沢の滝に着く。見物しやすいこともあり観光客も大勢いた。落差62メートル全4段あるというが、全貌は見通せない。
次いで千束のバス停を目指して歩いている途中の道脇の沢にかかる茅倉の滝に出会う。木の陰に流れ落ちているのを見ることができた。
千束のバス停からはつづら岩を目指して舗装道路をすすみ、山道に入って沢を数度横切る。山道が2手に分かれているところを左手に進む。小天狗滝が暴れるごとく水しぶきをあげている。
左岸にも踏み跡があるが進むべきは右岸沿いだ。小天狗滝上を回り込むように進むと天狗滝が現れる。小天狗滝に比べて静かであり雄大な滝だ。
滝の下を横切りしばらく進むと先に分かれた道と合流し、周りの木が伐採された道を進むことになる。突然、ほら貝の音が聞こえてきた。綾滝の前に来ると10人ぐらいが滝行をおこなっていた。綾滝は織物のようにゆるやかにカーブを描いているから名付けられたそうだが、静かな水音を立てて流れ落ちているのが印象的だ。
綾滝の先からが急登だ。あえぎつつ登りつめれば、大岳山からの登山道に合流する。つづら岩では4人が岩登りトレーニングしていた。ここからが馬頭刈尾根になる。雨は降らずに霧が周りを包み、50メートル先は見えない。平坦な道を進み少し登ったところが鶴脚山。
そこからしばらく行くと丸太の階段を急降下し、鞍部付近で泉沢林道への道を分け、再度登り返して馬頭刈山に至る。霧のせいもあるがあまり展望はよくないようだ。
このあとは瀬音の湯を目指して下り道をいそぐ。長い下り道も人家が見えておしまいかと思いきや、道路を横切る吊り橋を渡ったら、さらに登り返して尾根道を20分ほど進まなければならなかった。16時20分、フィニッシュは瀬音の湯の駐車場だった。