当初、日光湯元と鎌田間の季節運行バスと丸沼温泉の宿泊利用で企画したが、宿の予約がとれず日帰りとなった。行きは利用できるバスがなく鎌田からタクシーで丸沼温泉へ入り、帰りは17時7分のバスに乗るコースタイムぎりぎりの計画で、結局、四郎岳のみで燕巣山は断念した。2008年7月に、四郎沢を遡行し大滝がでてきたところで敗退、2009年7月には、大薙沢左俣を遡行し四郎峠から右俣を下降したことがある。
24日、丸沼駐車場を9時50分に出発。四郎沢の最後の堰堤を越えると、ようやくきれいなナメ沢となる。最初の二俣を分ける支尾根に赤テープとロープがある。遡行したときは右俣を進んだ。支尾根をしばらく歩くと左沢に降りて、沢通しに歩き、また二俣を分ける支尾根に取り付く。一枚岩の縁を登るところもある。11時35分、四郎峠に到着。風が冷たい。反対側に大薙沢右俣へ続く踏み跡がある。四郎岳へは急登ではあるが、境界杭のある刈払われた広い道である。燧岳や日光白根山が見える。振り返れば山頂付近に霧氷のある燕巣山が立派だ。2等三角点のある山頂到着は12時55分。丸沼を前景とした日光白根山や錫ヶ岳がいい。四郎峠へ戻ったのが14時前。燕巣山へのピストンはできない。四郎沢の下降も倒木またぎやへつりがあり気が抜けない。登山口に15時30分戻った。16時を過ぎた頃、雨が降り出し、寒い。湖畔の食事処の残り火で暖を取りながら最終バスを待った。
「四郎沢」
「四郎岳から見る日光白根山と丸沼」
「燕巣山」
「丸沼湖畔から見る四郎岳」