山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

いわきの山

4月22日 たけぞう

 ここ数年、始発の常磐線に乗って、茨城北部の山に行っている。今回、福島県いわき市の山を3つ縦走した。JRのダイヤ改正磐越東線の接続がなくなったので、いわきからタクシーを利用する。R399号の茱萸平1号橋で下車し、9時20分、夏井川支流の加路川沿いの林道を歩く。スミレやヤマブキが咲いている。10時、尾根に取付き、50分ほどで展望台に着く。猫鳴山から二ツ箭山の尾根が見渡せる。距離はありそうだ。820mのコブを越えて20分、1等三角点のある屹兎屋山の山頂に飛び出す。今年の干支の山の3座目である。展望はいまひとつ。縦走を開始。猫鳴山まで45分の新緑の気持ちのよい道だ。地図には820mの標高点が記されているが山頂標識には827mとあった。偽の三角点まである。さらに35分ほどで、鉄塔脇に3等三角点のある無名峰に到着。13時25分、林道に出る。反対側に二ツ箭山の登山口がある。小休止後、出発。アカヤシオは終わり、ミツバツツジヤマツツジが咲いている。14時10分、4等三角点のある山頂に到着。展望はない。月山分岐を過ぎて、岩峰をぬう道を行く。鎖場を登ると、女体山に着いた。360度の展望である。屹兎屋山が遠くに見える。反対側は太平洋だ。時間の関係で男体山はカットし、月山新道を下る。男体山・女体山が見える。〆張場からは沢沿いの道を行く。一枚岩の上を歩いたり、鎖場があったりして気が抜けない。水の少ない御滝を見ると、登山口は近い。入口駐車場に16時20分、到着。タクシーを呼び、いわきから特急ひたちで帰京。

「屹兎屋山にて」

「猫鳴山にて」

「女体山から見る屹兎屋山から猫鳴山の稜線」

「左:男体山(男岩)、右:女体山(女岩)」

「東北百名山の二ツ箭山」