山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

岩手・青森紀行

3月31日~4月3日 たけぞう

 3月になって暖かい日が続く。東北も雪解けが早いと想い、二戸起点の周回プランで1等三角点峰を4つ歩く。3月31日、はやぶさ1号で二戸に着くとすぐJRバス東北のスワロー号に乗り、道の駅おりつめで下車。九戸村のオドデ様に見送られ、10時に出発。コロボックルランドの九戸コース登山口まで45分歩く。コースは砂利を敷き詰めた遊歩道で歩きやすい。フクジュソウキクザキイチゲが咲いている。稜線まで1時間ちょっとかかった。ここから所々雪の上を歩くが、山頂展望台からは舗装路を歩き、12時40分、電波塔の間の1等三角点に到着。下山は軽米展望台まで行き、雪に覆われた廃林道を下り、山腹の舗装林道脇の折爪五滝を見ながら登山口へ戻る。道の駅に着いたのが15時過ぎで、バスは17時台までないので、3.5km離れた長興寺地区まで歩き、岩手県北バスに乗って二戸へ戻る。駅そばのBHに宿泊。

はやぶさ車窓からの岩手山

「道の駅付近から見る折爪岳」

キクザキイチゲ

フクジュソウ

 4月1日、二戸7時50分発のIGRに乗り三戸で下車。特徴ある名久井岳が見えている。40分歩いて登山口のある長谷ぼたん園に着き、9時15分に出発。天狗杉に寄り道し、月山コースを行く。荒沢不動明王堂から尾根道となる。道にはカタクリの葉が出ている。月山神社に1時間ほどで到着。さらに20分で、名久井岳に到着。360度の大展望である。西に大駒ヶ岳(戸来岳)、その右に八甲田連山、八幡岳、東に階上岳、久慈平岳、南の折爪岳は木に隠れていたが、姫神山と岩手山が見えた。30分ほど滞在して、下山は東北自然歩道を法光寺へと向かう。青花のキクザキイチゲが咲いている。法光寺には立派な三重塔があり、ミズバショウザゼンソウが咲いていた。松並木を抜けると、名川のさくらんぼの里に入り、桜と名久井岳が絵になる。上名久井から南部バスに乗り八戸に向かうが、独立峰の姿がずっと続いた。宿泊は八戸中心街のBHで、そばに屋台村のみろく横丁があるが、ひとりでは店に入る度胸もなく、夕食はコンビニ弁当で済ます。

「名久井岳山頂、左:戸来岳、右:八甲田連山」

「青花のキクザキイチゲ

ザゼンソウ

さくらんぼの里から見る名久井岳」

「みろく横丁入口」

 2日、中心街6時46分発のバスで階上町へ向かう。あいにくの曇り空で肌寒い。登山口を8時に出発。間近に見る階上岳は臥牛山といわれるごとくなだらかな姿だ。大山津見神社のあるつくし森を先に登る。50分ほどかかった。この先、林道を横切り、緑コースに合流すると、岳大明神の鳥居が見え、10時15分山頂に到着。1等三角点と三陸復興国立公園の標識と太平洋を見渡す展望台がある。龍神水の先の南岳まで行くと名久井岳方面の展望が得られるが、天気がいまひとつなのでカットする。下山は大開平、しるし平を経てつくし森分岐に戻る。登山口のフォレストピア階上で早生そばをいただき、タクシーを呼んでもらい、JR八戸線の階上駅へ出る。久慈からは三陸鉄道に乗り換え普代へ向かう。三陸鉄道沿線には東日本大震災津波遺構と新たに創った巨大な防潮堤が目に付く。堀内駅NHK朝ドラ「あまちゃん」の袖が浜駅)付近では安家川橋梁と大沢橋梁上で一時停止する。普代からは無料の村営バスで国民宿舎くろさき荘へ向かう。チェックイン後、黒崎灯台や北緯40度シンボル塔を見て、展望台からネダリ浜へ階段の遊歩道を下っていく。往復で45分かかった。

階上岳山頂」

「みちのく潮風トレイル・ネダリ浜」

 3日、朝食前にアンモ浦展望台まで行く。チェックアウト後、普代駅前からタクシーで鵜鳥神社へ向かう。今年の干支の山の卯子酉山に登るが、往復1時間ちょっとであった。山頂からは今回カットした野田村の和佐羅比山が見えた。村営バスで普代駅へ戻り、昼食後、普代水門、普代浜を散策。太田名部漁港から村営バスで北山崎へ向かう。当初は2時間後の村営バスで戻るつもりであったが、田野畑行きの乗合タクシーがあるのを知って、散策は第一展望台のみにして40分で切り上げた。三陸鉄道で久慈に戻り、BHに宿泊。

義経北行伝説の鵜鳥神社、卯子酉山の登山口」

「普代浜」

「北山崎・第1展望台にて」

4日、6時40分発のスワロー号で二戸に戻り、新幹線で帰京。今回、くろさき荘と久慈のホテルでゲットした「いわて旅応援クーポン」が利用できた。