3月21日(日) T島(L) F森 西川(記)
T島さん企画の雪洞体験が流れ、急遽、今後の春山縦走への
トレーニングを兼ねた、丹沢鍋割山・大倉尾根下山コースを歩いてきた。
このコース、水の入ったペットボトルの持ち上げと、鍋割山山頂での
鍋焼うどんパーティーが恒例となっている。
私の中では、思いっきり雪と遊んだスキーシーズンから、
頭も体も「ヤマ」へシフトするに絶好の久しぶりの山行となった。
出発は大倉バス停を8時30分。
途中何回かの休憩を挟みならが、鍋割山山頂着12時前。予定通り。
出発の時間が少々遅かったのか、山ですれ違うパーティーは数少なく、
たおやかな春の日差し溢れる道は、思いっきり幸せを感じる。
二股からの登りは、久しぶりの汗だくで、これから始まる
春山、夏山の予感がたっぷり、、、。
人も少なかった山道も、山頂は多くの人で賑わっており、
どの道を登ってきたのか小さい子供達もたくさんいた。
テーブルは、小屋で注文した1杯1000円の鍋焼うどんを食べる人で
埋まっている。
我々は平らなところを探し、各自持参の鍋焼きうどんを作る。
追加の具材は、豚肉、かまぼこ、ねぎ、ゆで卵、しいたけ、人参、なると、おあげさんと
豪華鍋焼うどんに、、、お二方、ご馳走様でした。
さらに手作りのくまもんのおむすびに思わずほっこり。
食後のデザートを食べた頃から、なんとなく下山する方向の空が怪しい・・・。
山頂を1時出発、金冷しから塔ノ岳への往復は全員一致でパス、 そのまま大倉尾根を下る。
いつもながら急な下りは足にはこたえる。 足元の岩にはぽつぽつと雨模様がそばかすのようにつき始め、 濡れ始めた岩に滑らないよう細心の注意を払いながらの下山。
花立から見えるいつもの相模湾の眺望はなく、気持ちはちょっと萎える、、、。
少しづつ雨脚が強くなり、このまま大倉尾根を下山中に雨が本降りとなるのを避け
花立から20分下、天神平より天神尾根45分で一気に500m下るコースを選択する。
整備されたはずの登山道にある丸太は、雨で滑るのでこちらもまた注意深く下山する。
最後まで出したくなかったカッパを着た頃に、遠雷、、、。
T島さん「1、2、3、、、5秒なので雷は2キロ先だから大丈夫だよ」
かっぱにあたる音、雨と思っていたものは、白いあられだった。
F森さん、「3月のあられだから雛あられ」と粋なことを言ってくれる。
戸沢の出会に着いた頃には、再び遠くの空は青くなっていた。
出会から大倉まではたっぷり1時間20分。
大倉バス停には白、桃、ピンク、赤の梅の樹、白モクレンの白い花が満開で
少し赤みを帯びた夕日に楽しげなの登山者がたくさん歩いている。
我々もだけど、みんな久しぶりの春の1日を山で満喫した様子。
乗り切れない人がでるほどの満員のバスに揺られ、締めは駅前のいろは食堂で乾杯。
いつもながら、ご一緒していただける仲間がいることに感謝です。
お疲れまでした。