山人ノマドの活動報告

東京都山岳連盟加盟の山岳会、山人ノマドのブログです。会員の山行記録、会の行事などを紹介していきます。

新潟・朴坂山

9月14日 たけぞう

 今年の干支の山として、室根山(卯辰山)、卯子酉山、屹兎屋山と登ったが、記録としてはいまひとつであり、最高峰の南ア・兎岳は手?が出ないので、越後の光兎山を目指したのだが。

 14日、とき301号、いなほ1号と乗り継いで坂町で下車。米坂線は昨年の豪雨の影響で代行バスを運行している。越後下関代行バス停は新潟交通観光バスの下関営業所であった。ここからタクシーで朴坂に向かう。登山口を10時出発。蒸し暑いので、アンダーシャツにタオルを首に巻く。登山道は所々山抜け跡をトラバースしていく。汗を拭いたタオルが赤かった。もしかして?ズボンを見ると蛭が付いていた。下肢もなんとなくいやな予感。中間標識を過ぎると、ロープが張られた急登になる。見晴ポイントに着くと、関川村の稲田の奥に見える鋭鋒の光兎山がすばらしい。村界尾根に到着して、腰を下ろすと、足元に複数の蠢く姿を発見。1等三角点と社のある山頂に着いたのは13時近かった。少し離れたところの展望台からは朳差岳も見えた。20分ほど滞在して往路を戻る。15時台の路線バスにちょうど間に合った。

 今宵は、高瀬温泉に宿泊。ズボンを脱ぐと左靴下がどす黒く染まっていた。明日は朝食後にタクシーで光兎山の中束登山口に向かう予定であるが、夜半から7時前にかけてかなり雨が降った。タクシーが迎えに来る頃には青空も見え始めたが、予報では午後も一時雨。さらに登山口出発が8時過ぎで、標準コースタイム6時間半となれば、昨日の様子では下山が日没になることも予想され、山行を断念。光兎山は見るだけの山に終わった。

「朴坂山から見る光兎山」

「荒川越しの朴坂山(右)」